さいわいデンタルクリニック札幌大曲は、患者様一人ひとりの笑顔を大切にし、その笑顔が持続することを目標としています。信頼関係の構築と妥協のない治療を約束しており、患者様の負担を軽減するために最新の設備を導入し、予約時間通りの診察を心がけています。
クリニックでは、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科、審美治療、予防歯科など幅広い診療科目をご提供しており、患者様の様々なニーズに応えることが可能です。特に、痛みの少ない治療、ホワイトニング、小児矯正など、患者様の快適さを重視した治療法をご提供しています。
患者様の健康と笑顔を守るために、スタッフ一同が全力でサポートいたします。
お知らせ

「うちの子の歯並び、上あごだけ気になるけど本当に“床矯正”で治せるの?」とお悩みではありませんか。実際、床矯正治療は【約6~12か月】で効果が見込めるケースも多く、全国の小児歯科医院で導入されていますが、すべての症例で“上だけ”の治療が可能なわけではありません。
特に成長期の子どもは顎の骨がやわらかく、正しい時期と症例を見極めることが成功のカギ。一方で、「後戻り」や「追加費用」、「装置のトラブル」など、知らないと後悔するリスクも存在します。さらに、上だけの矯正と上下矯正では治療期間や費用、見た目の変化にも明確な違いがあります。
「どんな症例が上だけ矯正に向いているのか」「治療の流れや具体的な費用」「子どもが嫌がった場合の対策」まで解説します。最後まで読むことで、あなたやお子さんの悩みが一歩前進するはずです。今しかできない最適な選択を、ぜひ一緒に見つけていきましょう。

| 院名 | さいわいデンタルクリニック札幌大曲 |
|---|---|
| 住所 | 〒061-1278北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲 |
| 電話 | 011-375-7653 |
床矯正を上だけ行う治療の基礎知識と特徴
床矯正とは何か?・装置の仕組みと上顎に限定した治療方法
床矯正は、主に取り外し可能な矯正装置を用いて歯並びや顎の幅を広げる治療法です。上顎に限定した場合、特に成長期の子どもに有効とされ、顎の骨が柔軟な時期に効果を発揮します。装置はプラスチックとワイヤーで構成され、歯科医師の指示に従い一定時間装着することで、歯列の拡大や歯の位置の改善を目指します。上顎の床矯正は、骨の成長を利用してスペースを作る点が特徴的です。
上だけ矯正が可能なケースと適応の判断基準
上だけ床矯正が適応となるのは、上顎の歯列にだけ問題があり、下顎の成長や歯並びに大きなズレがない場合です。特に以下のケースが該当します。
- 上顎前歯の軽度の叢生やスペース不足
- 上顎の横幅が狭いが下顎は正常な場合
- 骨格的に大きなズレがない成長期の子ども
判断基準としては、歯科医師による精密なレントゲンや模型分析が不可欠です。成長期は骨の可塑性が高く、床矯正の効果が最大限に発揮されます。
上だけ矯正のメリットと限界
上だけ床矯正の主なメリットは、次のポイントです。
- 装置が取り外せるため、口腔ケアが容易
- 部分的な問題を集中的に改善できる
- 成長期に合わせた治療で負担が少ない
一方、限界やリスクも存在します。
- 骨格的な問題や上下の咬み合わせにズレがある場合は不向き
- 強い力をかけすぎると、歯の傾斜移動や後戻りのリスク
- 上だけ改善しても、将来的に下顎とのバランスが崩れる可能性
リスクを回避するためには、適切な診断と定期的な経過観察が不可欠です。
上下矯正との比較
下記のテーブルは、上だけ床矯正と上下矯正の主な違いをまとめています。
| 項目 | 上だけ床矯正 | 上下矯正 |
|---|---|---|
| 対象 | 上顎の一部 | 上下顎全体 |
| 治療効果 | 部分的な改善 | 全体的なバランス調整 |
| 治療期間 | 約6〜12か月 | 約12〜24か月 |
| 費用 | 比較的安価 | やや高額 |
| リスク | バランス崩れの懸念 | 後戻りリスクは低め |
| 適応年齢 | 成長期の子ども | 子ども〜成人 |
上だけの矯正は、症例を正しく選択すれば効率的な改善が可能ですが、適応外のケースでは上下の調和を取る全体矯正が推奨されます。治療方針は歯科医師との十分な相談で決めることが重要です。
治療プロセスと器具の正しい使い方
治療開始から完了までの流れ
床矯正を上だけ行う場合、治療は段階的に進みます。まず歯科での精密検査を受け、上顎の状態や歯並び、成長期のタイミングを確認します。治療計画が決まると、患者ごとにカスタマイズした装置を作製し、装着を開始します。治療期間は平均して半年から1年程度が一般的ですが、歯の状態や成長の進み具合によって異なります。
下記のテーブルは主な治療の流れと目安期間です。
| ステップ | 内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 精密検査・相談 | レントゲン・歯型採取・治療説明 | 1〜2週間 |
| 装置の作製・装着 | 個別設計の装置作製後、装着開始 | 2〜3週間 |
| 拡大・調整期間 | 装置を使い歯列・上顎のスペース拡大 | 6〜12か月 |
| 保定期間 | 拡大後の歯並びを安定させる | 6か月〜1年程度 |
| 定期通院 | 歯科医院での調整・経過観察 | 月1回程度 |
ポイント
- 成長期のお子さんは骨の柔軟性が高く、装置の効果が出やすい傾向にあります。
- 計画的なステップを踏むことで失敗や後悔を防ぎやすくなります。
装置の付け外しと日常的なケア方法
床矯正装置は取り外し可能なタイプが多く、毎日のケアが重要です。装置は歯磨きや食事の際に外し、食後は必ず歯と装置の両方を清潔に保つ必要があります。次のリストでケアの基本を押さえましょう。
- 装着時間は1日14〜20時間が目安 学校や自宅での時間を活用し、装着時間を確保することが大切です。
- 外した後は歯と装置の両方を丁寧に洗浄 歯ブラシと中性洗剤で優しく磨き、細菌や汚れを防ぎます。
- 熱湯消毒や強い洗剤は装置を傷める原因になるため避ける 専用ケースで保管し、紛失や破損にも注意してください。
- 定期的に歯科医院でのチェックを受ける 調整や清掃のアドバイスをもらい、トラブルを未然に防ぎます。
トラブル例
- 装置の破損や変形
- 口内炎や痛み
- 装着忘れによる効果減少
これらを防ぐために、日々のケアと装着の習慣をしっかり身につけましょう。
家庭でできる管理と注意事項
床矯正治療を成功させるためには、家庭でのサポートが欠かせません。特にお子さんが装置を嫌がる場合や、装着時間が守れないと効果が得られないことがあります。保護者が意識すべきポイントは以下の通りです。
- 毎日の装着状況をチェック 装着記録ノートやアプリを活用すると管理しやすくなります。
- 痛みや違和感が続く場合はすぐに歯科医院へ相談 無理な装着はトラブルのもとになります。
- 食事や間食の後は必ず歯磨きと装置の洗浄をサポート 虫歯や歯肉炎の予防につながります。
- お子さんのモチベーション維持 治療の進捗を一緒に確認し、励ましながら進めていくことが大切です。
- 定期的な通院を忘れずにスケジュール管理 歯科医師の指示通りに通院することで、治療のトラブルや失敗リスクを最小限に抑えられます。
このように家庭での管理体制を整え、積極的に関わることが治療の成功率を高めるカギとなります。
成功事例と失敗事例の分析
事例や体験談から学ぶ治療のポイント
床矯正で上だけ矯正を行う場合、特に成長期の子どもには高い成功率が報告されています。装置の装着方法や使用期間、患者の年齢・歯の状態によって結果は左右されますが、適切なタイミングで治療を開始した場合、永久歯への歯列誘導や上顎のスペース確保に効果的です。
下記に成功例の特徴を表にまとめました。
| 症例 | 年齢 | 使用期間 | 主な変化 | 患者体験談の要点 |
|---|---|---|---|---|
| A | 8歳 | 9か月 | 前歯のガタツキ改善、上顎拡大 | 「痛みも少なく学校生活に支障なかった」 |
| B | 10歳 | 12か月 | 八重歯の解消、歯並び全体の整列 | 「毎日きちんと装着することで結果に満足」 |
成功のポイント
- 成長期の早期治療
- 毎日の装着時間厳守
- 歯科医師による定期的なチェック
症例写真では、治療前後で上顎歯列の拡大や前歯の重なり解消が確認できます。患者や保護者からは「装置の使い方が簡単」「見た目の変化がわかりやすい」との声も多く寄せられています。
失敗例・後戻りの原因と予防策・後悔しない治療選択のための具体的なポイント
上だけ床矯正で失敗や後戻りが起こる主な原因は、装着時間の不足や適応時期の遅れ、装置の管理不良です。また、顎の骨格や歯並びの状態によっては、期待した効果が得られないこともあります。
失敗例のポイントをリストで整理します。
- 装着時間が短い、または忘れることが多い
- 成長期を過ぎてから治療を始めた
- 定期通院を怠った
- 無理な拡大で歯が外側に傾斜した
予防策
- 毎日決められた時間、正しく装着する
- 治療開始はできるだけ早い時期にする
- 医師と密に連携し、定期的なチェックを受ける
- 適応症例かどうか、事前にしっかり相談する
失敗事例では「思ったほど歯並びが改善しなかった」「後戻りしてしまった」という声があり、特に成長期を逃した場合や、自己判断で装置を外した場合にリスクが高まります。
装置拒否や子どもの反応に対する対応策・嫌がる子供への実践的フォロー
床矯正装置に抵抗感を持つお子さんも少なくありません。違和感や痛み、見た目の変化が理由で装着を嫌がるケースがありますが、親子で前向きに治療に取り組むことが重要です。装置の使い方やケア方法を丁寧に伝え、日常生活の中で無理なく続けられるような工夫が求められます。
効果的な対応策をリストでまとめます。
- 装置の装着練習を短時間から始める
- お子さんに治療の目的やメリットを分かりやすく説明する
- 痛みや不快感が強い場合は早めに歯科医師へ相談する
- ご褒美システムなど、ポジティブな動機づけを活用する
- 家族で協力し合い、励ましながらサポートする
装置拒否が長期間続くと治療効果が得られにくいため、早期の段階で適切な声かけやサポート体制を整えることが大切です。また、歯科医師との連携を密にし、些細な疑問や不安も気軽に相談できる環境づくりを心がけましょう。
費用の目安と比較分析
上だけ矯正の費用相場と治療費の内訳
上だけの床矯正にかかる費用は、子供と大人で大きく異なります。子供の場合、成長期に合わせた治療が行いやすいため、比較的リーズナブルな価格設定が多いですが、大人の場合は骨の柔軟性や治療期間の長さにより費用が高くなる傾向があります。
| 対象 | 初期費用の目安 | 総額の目安 | 主な内訳 |
|---|---|---|---|
| 子供 | 10万円〜25万円 | 20万円〜40万円 | 診断料、装置代、調整料、通院費用 |
| 大人 | 20万円〜40万円 | 30万円〜60万円 | 診断料、装置代、調整料、追加処置費、通院費用 |
ポイント
- 子供の方が治療期間も短く、装置の調整も少ないため、トータルコストが抑えやすい傾向です。
- 大人は骨が固くなっているため、追加の処置や期間延長が必要な場合があり、費用が高額になることが多いです。
追加費用や再治療の可能性
床矯正では、装置の破損や紛失、治療期間の延長、再治療の発生などにより、追加費用が発生するケースがあります。予算を組む際は、こうしたリスクも考慮しましょう。
追加費用が発生しやすいケース
- 装置の修理・再作製:1万円〜5万円程度
- 治療計画の変更や再治療:5万円〜10万円程度
- 通院ごとの調整料:3,000円〜5,000円/回
費用を抑えるポイント
- 装置の取り扱いに注意し、紛失や破損を防ぐ
- 定期的な通院を欠かさず、計画通りに治療を進める
- 追加費用が発生する条件を事前に歯科医院へ確認する
保険適用や控除などの有無
床矯正は、基本的に健康保険の対象外となり、全額自己負担が一般的です。ただし、特定の先天性疾患や、重度の咬合異常がある場合は保険適用となることもあります。詳細は歯科医院での確認が必要です。
医療費控除のポイント
- 床矯正治療費は、年間10万円を超える場合「医療費控除」の対象となります
- 通院交通費や装置の費用も合算可能
- 家族分もまとめて計上できるため、確定申告での控除申請がおすすめです
把握するためのチェックリスト
- 事前に見積もりを依頼
- 追加費用の有無を確認
- 保険適用の可能性を質問
- 医療費控除の手続きを準備
これらを押さえておくことで、床矯正上だけの治療にかかる経済的な不安を軽減できます。
見た目・顔の変化と成長への影響
顔が変わるのか?顎の成長と骨格変化の説明
床矯正は、歯列の幅を広げて歯並びを整える治療法です。特に上顎だけの床矯正では、成長期の子どもに多く用いられます。成長期の上顎骨は柔軟性があり、適度な力を加えることで顎の幅が拡大しやすいのが特徴です。これにより、歯がきれいに並ぶスペースを確保することが期待されます。
ただし、上顎の骨自体が劇的に広がるわけではなく、主に歯列の拡大と前歯の位置改善が中心となります。顔全体のバランスが大きく変わることは少なく、専門医による適切な治療計画が重要です。
| 治療内容 | 期待できる変化 | 注意点 |
|---|---|---|
| 上顎床矯正 | 歯列の幅拡大、前歯の整列 | 骨格自体は大きく変化しない |
| 下顎床矯正 | 歯の傾斜移動が中心 | 顎骨の拡大は難しい |
成長期の子どもに与える影響と注意点
床矯正に関して、「顔が大きくなる」「ゴリラ顔になる」といった不安の声がネット上に見られます。実際には、正しい時期と方法で行えば、過度な顔の変化や輪郭の崩れはほとんどありません。
主なポイントは以下の通りです。
- 成長期の子どもは骨が柔らかく、自然な拡大が可能
- 無理な拡大や長期間の装着は、歯ぐきや骨に負担がかかる場合もある
- 専門的な診断と定期的なチェックが不可欠
特に、永久歯が生え揃う前の適切なタイミングで治療を始めることで、歯列の改善とともに自然な口元の仕上がりが期待できます。一方で、過度な拡大や誤った使用はトラブルの原因となるため、信頼できる歯科医院を選びましょう。
ネット上の誤解や噂の検証
ネット上では、「床矯正をすると顔が大きくなる」「ゴリラ顔になる」といった噂が広まっていますが、医学的根拠はありません。
実際の症例でも、適切な範囲で行えば顔つきが著しく変化することはほとんどありません。以下のような誤解が多いです。
- 「顔が大きくなる」:歯列の拡大=顔全体の拡大ではない
- 「ゴリラ顔になる」:骨格の成長と治療とは無関係
- 「失敗例が多い」:正しい管理・診断でリスクは最小限
ネットの体験談や知恵袋の投稿には主観的な意見も多く含まれます。科学的な視点と専門医のアドバイスに基づく情報収集が大切です。
床矯正による見た目への影響は個人差が大きいため、気になる場合は治療前にしっかりと相談しましょう。
床矯正を上だけ行うのメリット・デメリット
メリット:痛みの少なさや取り外し可能の利便性
床矯正で上あごだけの治療を選ぶメリットは、日常生活への影響が少なく、装置の取り外しができる点です。特に小児の場合、装置を外して歯磨きや食事ができるため、衛生管理がしやすいのが特徴です。さらに、ワイヤー矯正と比べて痛みや違和感が少ないケースが多く、初めての歯列矯正を検討している方やお子さんにもおすすめしやすい治療法といえます。
主なメリットを表にまとめました。
| ポイント | 説明(効果・利便性) |
|---|---|
| 痛みが出にくい | ワイヤー矯正よりも穏やかな力で歯を動かす |
| 取り外し可能 | 食事や歯磨きの時に外して清潔を保てる |
| 通院回数が少なめ | 装置の調整が簡単なため多くの場合少ない |
| 費用が比較的低い | 一部の症例ではワイヤー矯正よりコストを抑えやすい |
歯科医院によって装置の種類や使い方が異なるため、治療開始前に医師としっかり相談することが重要です。
デメリット:後戻りリスクや装置破損の注意点
床矯正の上だけ治療には、いくつかのデメリットも存在します。例えば、装置の自己管理が必要なため、つけ忘れや紛失、破損のリスクがあります。また、上あごだけを広げると上下の歯列バランスが崩れやすく、噛み合わせに影響が出る場合もあります。さらに、装置の効果が限定的な症例や、成長期を過ぎた大人には十分な効果が得られないケースも報告されています。
注意すべき主なデメリットをリストにまとめました。
- 後戻りのリスク:装置を外した後に元の歯並びに戻ることがある
- 装置の破損や紛失:取り外し式のため自己管理が必須
- 噛み合わせの不調和:上下のバランスが崩れやすい
- 治療効果の個人差:成長期の子どもに比べて大人では効果が薄い場合あり
これらのリスクを理解したうえで、事前に医師に自分やお子さんに合った治療法か確認しましょう。
後悔しないための対策方法
床矯正の上だけ治療で後悔や失敗を防ぐためには、事前に十分な情報収集と専門医への相談が不可欠です。治療を始める前は、ネットの知恵袋やブログだけでなく、症例写真や成功・失敗例なども参考にすると安心です。また、お子さんの場合は装置を嫌がるケースも多いため、日々のフォローや声かけも大切です。
後悔しないためのポイントを以下にまとめます。
- 信頼できる歯科医院を選ぶ
- 治療の目的と限界を理解する
- 定期的な通院と装置管理を徹底する
- 治療後の保定装置(リテーナー)を必ず使用する
- 費用や期間について事前に確認する
床矯正は万能ではありませんが、適切な知識とサポートがあれば高い成功率が期待できます。疑問や不安があれば、必ず治療前に医師へ相談し、自分に合った選択をしましょう。
適応年齢と子供・大人の違い
床矯正は、主に子供の成長期に適している治療方法です。上あごだけの床矯正は、年齢や骨の発達状況によって効果やリスクが大きく変わります。以下のテーブルで、子供と大人それぞれの床矯正の特徴や注意点を比較します。
| 区分 | 適応年齢 | 特徴 | 主なリスク |
|---|---|---|---|
| 子供 | 6~12歳が中心 | 骨が柔らかく拡大しやすい | サボると後戻り・装着拒否 |
| 大人 | 13歳以上~成人 | 骨が硬くなり拡大効果が限定的 | 歯への負担・後戻り・痛み |
床矯正の成功率や安全性を高めるためには、年齢や成長段階に応じた適切な治療法の選択が重要です。
子供の成功率と治療時期の重要性
子供の床矯正は、特に成長期に始めることで高い成功率が期待できます。成長期のあごの骨は柔軟で、拡大装置による歯列やあごの拡大が比較的容易です。永久歯が生え揃う前の6~12歳頃が最も効果的とされており、適切なタイミングで治療を開始することで、歯並びやかみ合わせの改善がしやすくなります。
- 骨が柔らかいので、無理なく拡大が可能
- 正常な成長を促進することで、抜歯を避けられる可能性がある
- 習慣づけが成功のカギ(毎日の装着時間を守ることが重要)
治療時期が遅れると骨が硬くなり拡大しにくくなるため、早期相談が推奨されます。
成人の床矯正事情とリスク
成人の場合、床矯正は適応が限られます。骨がすでに成長を終えているため、あごを広げる効果は小さく、主に歯の傾斜移動に留まります。そのため、矯正の効果が限定的だったり、装置による歯への負担や痛みが出やすい傾向があります。
- 骨の成長が止まっているため、拡大の範囲が限定的
- 部分的な改善や軽度の症例には有効な場合もある
- 他の矯正方法(ワイヤー矯正や外科的矯正)が必要になることも多い
適応症例やリスクについては必ず専門の歯科医師に相談しましょう。
拡大床矯正の成人デメリット
成人で拡大床矯正を行う場合、以下のようなデメリットや注意点が存在します。
- 歯列だけを広げることになり、骨格的な変化は難しい
- 拡大による歯の傾斜移動で、かみ合わせや前歯の突出が起こりやすい
- 装置の違和感や痛み、後戻り(元の状態に戻る)リスクが高い
- 長期間の装着や追加治療が必要になることが多い
成人での床矯正は、治療開始前にリスクや限界、他の選択肢も含めて十分な説明を受け、慎重に検討することが大切です。
治療検討時の医院選びと相談時のポイント
認定医や症例数の確認方法
医院選びでは、矯正歯科専門医や認定医の資格を持つ医師かどうかを必ず確認しましょう。専門資格や所属学会の有無は、公式ウェブサイトや院内掲示で確認できます。また、過去の症例数や具体的な治療実績を尋ねることも重要です。以下の表でチェックすべきポイントをまとめました。
| チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|
| 認定医の有無 | 医院HP、学会名簿、院内掲示物 |
| 症例数・治療実績 | カウンセリング時に直接質問 |
| 専門分野 | 小児専門、成人専門、両方対応か |
| 最新設備・技術 | 院内見学、説明内容 |
このような情報を比較検討することで、信頼できる医院選びにつながります。
カウンセリングで聞くべき重要項目
カウンセリングでは、治療の流れや装置の特徴、リスクやデメリットについて具体的に質問することが重要です。特に床矯正の場合、装置の使い方や期間、費用、失敗例なども確認しましょう。よくある質問やチェック項目をリストにまとめます。
- どのような装置を使い、どこまで改善できるか
- 治療期間と通院頻度、ライフスタイルへの影響
- 費用の総額と追加費用の有無
- 治療後の後戻りやデメリットについて
- 成功例・失敗例の具体的な説明
- 治療が難しいケースや再治療の対応
これらを明確に説明してくれる医院は、信頼性が高いといえます。
相談時の心構えと準備
相談前には、ご自身やお子さんの歯並びの悩みや希望を整理し、メモして持参しましょう。事前に床矯正のやり方や方法、知恵袋などで情報収集しておくと、質問がしやすくなります。また、治療に伴う不安や疑問点は遠慮せず全て相談することが大切です。
- 現在の歯並びや希望する改善点を明確にする
- 過去の治療歴やアレルギー、健康状態をまとめる
- 質問したい内容をリストアップしておく
- 家族とよく話し合い、将来的な希望も共有
しっかり準備することで、納得のいく治療選択につながります。
これまでのおさらいとまとめ
1. 上顎床矯正の基礎知識
床矯正とは、プラスチックとワイヤーで構成された取り外し可能な矯正装置を使用して歯列の拡大を図る治療方法です。特に上顎に限定した治療では、成長期の子どもの骨が柔らかく、効果的に顎の幅を広げることができます。この治療法は、歯の位置や歯列を改善し、顎の発達を助けます。
2. 上顎床矯正が適用できるケース
上顎床矯正が有効なのは、上顎に問題があり、下顎の歯並びに大きな問題がない場合です。例えば、上顎の前歯の軽度な乱ぐい(叢生)や、上顎の幅が狭いけれど下顎には問題がない場合です。治療には、精密な診断が必要で、歯科医によるレントゲンや模型分析が重要です。
3. メリットとデメリット
メリット
- 取り外し可能: 食事や歯磨きの際に装置を外せるため、口腔ケアが簡単。
- 部分的改善: 上顎に限定した治療で、特に狭い部分や前歯の歯並びの改善が可能。
- 短期間で効果: 約6~12ヶ月で目に見える改善が期待できる。
デメリット
- 後戻りのリスク: 装置を外した後、歯並びが元に戻ることがある。
- 噛み合わせの問題: 上顎のみを改善すると、将来的に下顎とのバランスが崩れる可能性。
- 装置管理の難しさ: 装置は取り外し式なので、紛失や破損、装着忘れのリスクがある。
4. 上顎床矯正と上下矯正の比較
| 項目 | 上顎床矯正 | 上下矯正 |
|---|---|---|
| 対象 | 上顎のみ | 上下顎全体 |
| 治療期間 | 約6〜12ヶ月 | 約12〜24ヶ月 |
| 費用 | 比較的安価 | 高額 |
| リスク | バランス崩れ | 後戻りリスクは低め |
| 適応年齢 | 成長期の子ども | 子ども〜成人 |
5. 治療の流れと注意点
治療は以下のステップで進みます:
- 精密検査・相談: レントゲンや歯型を採取し、治療計画を立てる(1〜2週間)。
- 装置の作製・装着: 個別に設計された装置を作成し、装着開始(2〜3週間)。
- 拡大・調整期間: 6〜12ヶ月間、歯列の拡大を進める。
- 保定期間: 治療後、歯並びを安定させるための保定期間(6ヶ月〜1年)。
6. 費用の目安
上顎のみの床矯正の費用は、子どもで約20万〜40万円、大人で約30万〜60万円です。費用は診断料、装置代、調整料、通院費用などが含まれます。また、装置の破損や紛失、再治療による追加費用が発生する可能性もあります。
7. 成功事例と失敗事例
成功事例としては、成長期の子どもに対して早期に床矯正を行うことで、歯列の拡大や前歯の位置改善が成功したケースがあります。逆に失敗事例としては、装置の装着時間が不足したり、定期的な通院を怠ったりすることが原因で後戻りが発生するケースが多いです。
8. 子どもが嫌がる場合の対策
子どもが装置を嫌がる場合、最初は短時間から装着を練習し、少しずつ時間を延ばしていく方法が効果的です。また、お子さんに治療の目的やメリットをわかりやすく説明し、治療の進捗を一緒に確認することでモチベーションを保つことが重要です。
9. 後悔しないためのポイント
- 信頼できる歯科医院を選ぶ: 治療の目的やリスクをしっかり説明してくれる医院を選びましょう。
- 治療期間や費用について確認する: 治療前に詳細な見積もりをもらい、追加費用が発生しないか確認することが大切です。
- 適切なタイミングで治療を開始する: 成長期の早い段階で治療を開始することで、効果が得やすくなります。
10. 見た目や顔の変化について
床矯正では、歯列の拡大により上顎が広がることがありますが、顔全体のバランスが大きく変わることはありません。顎骨の成長に影響を与えることは少なく、主に歯列の改善が目的です。適切なタイミングで行えば、過度な顔の変化は心配ありません。
床矯正の上顎治療は、成長期の子どもにとっては非常に効果的な方法ですが、適応症例や治療のタイミングを見極めることが重要です。また、治療の成功には、装置の管理や定期的な通院が欠かせません。費用や治療期間、リスクをしっかり理解したうえで、信頼できる歯科医院と相談し、最適な治療方法を選択しましょう。
さいわいデンタルクリニック札幌大曲は、患者様一人ひとりの笑顔を大切にし、その笑顔が持続することを目標としています。信頼関係の構築と妥協のない治療を約束しており、患者様の負担を軽減するために最新の設備を導入し、予約時間通りの診察を心がけています。
クリニックでは、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科、審美治療、予防歯科など幅広い診療科目をご提供しており、患者様の様々なニーズに応えることが可能です。特に、痛みの少ない治療、ホワイトニング、小児矯正など、患者様の快適さを重視した治療法をご提供しています。
患者様の健康と笑顔を守るために、スタッフ一同が全力でサポートいたします。

| 院名 | さいわいデンタルクリニック札幌大曲 |
|---|---|
| 住所 | 〒061-1278北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲 |
| 電話 | 011-375-7653 |
医院概要
医院名・・・ さいわいデンタルクリニック札幌大曲
所在地・・・〒061-1278 北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲
電話番号・・・ 011-375-7653


