さいわいデンタルクリニック札幌大曲は、患者様一人ひとりの笑顔を大切にし、その笑顔が持続することを目標としています。信頼関係の構築と妥協のない治療を約束しており、患者様の負担を軽減するために最新の設備を導入し、予約時間通りの診察を心がけています。
クリニックでは、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科、審美治療、予防歯科など幅広い診療科目をご提供しており、患者様の様々なニーズに応えることが可能です。特に、痛みの少ない治療、ホワイトニング、小児矯正など、患者様の快適さを重視した治療法をご提供しています。
患者様の健康と笑顔を守るために、スタッフ一同が全力でサポートいたします。
お知らせ

「子どもの歯並び、大丈夫かな?」そう思ったことはありませんか?
永久歯が生えそろう前に矯正を始めるべきか、それとも成長を待ったほうがいいのか?悩んでいる親御さんは決して少なくありません。実際、日本小児歯科学会の調査によると、小児矯正を検討する家庭の半数以上が「治療開始のタイミングがわからない」と感じています。
また、「矯正は高額なのでは?」「本当に効果があるの?」と費用や効果に不安を抱える方も多いのが実情です。特に、治療費は平均30万~100万円と幅があり、選ぶ矯正方法や歯科医院によって大きく異なります。
しかし、小児歯科矯正は単に「見た目を整える」だけではなく、発音の改善、虫歯リスクの低減、成長期の正しい顎の発育など、子どもの健康に大きく関わる重要な治療です。早めに適切な治療を行うことで、大人になってからの矯正よりも短期間で、負担の少ない治療が可能になることも。
では、最適な治療法やタイミングはどう見極めるべきなのでしょうか?小児矯正の種類や費用の相場、治療の流れについて詳しく解説していきます。この記事を読むことで、後悔しない矯正の選び方がわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。

院名 | さいわいデンタルクリニック札幌大曲 |
---|---|
住所 | 〒061-1278北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲 |
電話 | 011-375-7653 |
小児歯科矯正の基本情報
小児歯科矯正とは何か
小児歯科矯正とは、成長過程にある子供の歯並びやかみ合わせを整える治療のことを指します。歯並びの乱れは見た目だけでなく、咀嚼機能、発音、口腔内の健康にも影響を与えます。小児期に矯正を行うことで、顎の成長をコントロールしながら、将来的な問題を未然に防ぐことができます。
矯正治療の目的と意義は以下の通りです。
- 顎の正常な発育を促す
成長段階で適切に矯正を行うことで、歯が正しい位置に並ぶためのスペースを確保できます。 - 噛み合わせの改善
不正咬合を放置すると、食事の際にしっかり噛めず、消化器官への負担が増える可能性があります。 - 発音や呼吸の改善
前歯の隙間や歯並びのズレによって発音が不明瞭になることがあります。矯正により、言葉の発音が改善されることがあります。 - むし歯・歯周病のリスク軽減
歯並びが悪いと歯磨きがしにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。矯正によってセルフケアがしやすくなります。
小児歯科矯正の必要性は、単なる見た目の美しさだけでなく、将来の健康にも直結する重要な要素です。
歯並びの問題が子供の成長に与える影響
子供の歯並びは成長発育に大きな影響を及ぼします。特に顎の成長が未成熟な時期に歯並びが乱れていると、全身の健康にも悪影響を与える可能性があります。
- かみ合わせと成長の関係
正しいかみ合わせは、顎の適切な成長を促します。不正咬合があると、特定の筋肉に負担がかかり、顎の発育が偏ることがあります。 - 発音や呼吸への影響
開咬(前歯が噛み合わない状態)や上顎前突(出っ歯)があると、正しい舌の動きが妨げられ、発音の問題が生じることがあります。また、歯並びが原因で口呼吸が習慣化すると、口腔内が乾燥し、むし歯や歯周病のリスクが高まります。 - 健康トラブルの予防
顎関節症、偏頭痛、肩こりなどの全身症状が、歯並びや噛み合わせの不具合から引き起こされることがあります。小児期に矯正を行うことで、これらのリスクを低減できます。
以下に、歯並びが成長に与える影響を比較表としてまとめました。
歯並びの問題 | 影響 | 改善方法 |
開咬 | 発音障害、口呼吸の習慣化 | 早期矯正による咬合調整 |
叢生(歯のガタガタ) | むし歯・歯周病リスク増加 | 歯列拡大、マウスピース矯正 |
受け口(下顎前突) | 顎の成長バランスの乱れ | 早期矯正で下顎の成長を抑制 |
歯並びの乱れは単に審美的な問題だけでなく、機能的な問題を引き起こす要因となります。そのため、小児期の早い段階で矯正の必要性を検討することが重要です。
小児矯正と成人矯正の違い
矯正治療には、小児矯正と成人矯正の2種類があります。小児矯正は、顎の成長をコントロールできる点が大きな特徴です。一方、成人矯正は顎の成長が完了した後に行うため、歯の移動のみを目的とすることが多く、治療の難易度が高くなります。
項目 | 小児矯正 | 成人矯正 |
治療対象 | 成長過程にある子供 | 顎の成長が完了した大人 |
顎の成長コントロール | 可能 | 不可 |
治療期間 | 1〜3年程度(成長の段階に応じて) | 2〜4年 |
抜歯の可能性 | 少ない | 比較的高い |
費用相場 | 30〜80万円 | 50〜150万円 |
小児矯正のメリットとしては、成長とともに顎のバランスを整えることで、歯を抜かずに矯正できる可能性が高いことが挙げられます。成人矯正では顎の成長を利用できないため、抜歯が必要になるケースが多くなります。
成人矯正と比較して、小児矯正は治療期間が短く、痛みも少ないことが特徴です。早めの対応が、将来的な矯正治療の負担を軽減する鍵となります。
小児矯正のメリット・デメリット
小児矯正にはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットや注意点もあります。治療を検討する際には、それぞれのポイントを理解しておくことが重要です。
メリット
- 成長を利用して矯正できる
顎の発育をコントロールしながら矯正できるため、将来的な抜歯の可能性を減らせます。 - 噛み合わせや発音の改善
かみ合わせが適切になることで、咀嚼や発音がスムーズになります。 - 歯並びが整うことで、むし歯予防にもつながる
叢生(歯の重なり)が改善されると、歯磨きがしやすくなり、むし歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
デメリット
- 治療期間が長くなることがある
小児矯正は成長に合わせて段階的に行うため、成人矯正よりも治療期間が長引く場合があります。 - 保険適用外で費用がかかる
小児矯正は基本的に自由診療であり、治療費が高額になるケースもあります。 - 子供自身の協力が必要
矯正装置の使用や食生活の制限など、子供が積極的に協力することが求められます。
小児矯正の治療を検討する際は、歯科医師と十分に相談し、メリット・デメリットを理解した上で進めることが重要です。治療の適齢期や方法を適切に選ぶことで、より効果的な矯正が可能となります。
小児矯正の必要性!子供は何歳から矯正すべきか
乳歯期・混合歯列期・永久歯列期での矯正
子供の歯並びやかみ合わせは、成長段階によって治療方法が異なります。乳歯が生え始める時期から永久歯に生え変わるまでの各段階で、最適な矯正治療のタイミングを知ることが重要です。
各時期の矯正治療の特徴
子供の矯正治療は、大きく分けて以下の3つの成長段階に応じて行われます。
成長段階 | 年齢目安 | 特徴 | 治療の主な目的 |
乳歯列期 | 3〜6歳 | 乳歯のみの時期 | 指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖を改善し、顎の発育を正常化する |
混合歯列期 | 6〜12歳 | 乳歯と永久歯が混在 | 顎の成長を促しながら、歯が正しく生え揃うように調整する |
永久歯列期 | 12歳以降 | すべて永久歯 | 歯列全体を整え、噛み合わせを最適化する |
適切な治療タイミング
- 乳歯列期に問題が見られる場合、早期治療を行うことで将来的な矯正の負担を軽減できます。
- 混合歯列期は矯正の適齢期とされ、顎の成長を利用しながら適切な位置に歯を誘導できます。
- 永久歯列期に入ると顎の成長がほぼ完了しているため、抜歯を伴う矯正が必要になるケースもあります。
子供の成長に合わせた矯正治療を行うことで、将来的な歯並びや噛み合わせの問題を防ぎ、健康な口腔環境を維持しやすくなります。
矯正を始めるベストなタイミング
子供の矯正治療を始める時期は、症例によって異なりますが、一般的に6歳から12歳の間が最適とされています。
矯正開始年齢の目安
以下のポイントを参考に、矯正開始の時期を見極めましょう。
- 前歯の永久歯が生え始める6〜8歳の時期
前歯の生え方に問題がある場合、早めの治療が望ましいです。 - 顎の成長が活発な9〜11歳の時期
顎の成長をコントロールしながら歯列を整えることが可能です。 - 12歳以降で噛み合わせに問題がある場合
すべての歯が永久歯に生え変わるタイミングで本格的な矯正治療を検討することが重要です。
早期治療の重要性
- 早期に矯正を始めることで、成長を利用しながら無理なく歯を誘導できるため、抜歯のリスクを軽減できます。
- 正しい歯並びは口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも好影響を与えます。
適切な時期に矯正を開始することで、将来的な矯正治療の負担を減らし、より良い結果を得ることができます。
早期矯正が成功する特徴
矯正治療は、適切なタイミングと方法を選ぶことで、子供の成長に合わせた効果的な歯並びの改善が期待できます。特に小児矯正では、顎の成長を利用することで、大人になってからの矯正よりも負担を少なくし、理想的な歯並びへ導くことが可能です。しかし、計画的に進めなければ、思うような結果が得られないこともあります。ここでは、失敗を防ぐための重要なポイントについて説明します。
早期矯正の成功例と効果
小児矯正は、成長に合わせた適切な治療を行うことで、健康的で機能的な歯並びを実現することができます。特に顎の成長を利用した治療は、早期に始めることで、将来的な負担を軽減する効果が期待されます。
かみ合わせの改善
かみ合わせの不具合は、見た目だけでなく、食事や発音、顎の成長にも影響を及ぼします。例えば、下顎が前に出る「受け口」の場合、適切な治療を行うことで、自然な位置へと誘導することが可能です。成長に合わせて矯正装置を使用することで、無理なくかみ合わせを整え、顎のバランスを整えることができます。
歯並びを整えるためのアプローチ
歯の生え変わりの過程で、十分なスペースが確保できていないと、歯が重なり合って生えてしまうことがあります。これを予防するために、歯列の幅を調整する装置を用いることで、永久歯が正しい位置に並ぶための環境を整えることができます。歯並びが整うことで、ブラッシングがしやすくなり、むし歯や歯周病のリスクを低減する効果も期待できます。
呼吸や口元の機能改善
矯正治療は、歯並びやかみ合わせだけでなく、口元の機能を改善することにも役立ちます。例えば、口呼吸の習慣がある場合、舌の位置が正しく機能せず、前歯が突出しやすくなります。これに対して、適切な矯正治療とともに、舌のトレーニングや口周りの筋肉を強化することで、正しい呼吸法を促し、自然な歯並びへと導くことができます。
矯正治療の長期的なメリット
小児矯正を適切なタイミングで行うことで、大人になってからの本格的な矯正が不要になる場合もあります。また、顎の成長を利用した治療は、外科的な処置を回避できる可能性を高めることにもつながります。さらに、見た目の美しさだけでなく、健康的な歯並びを維持することで、将来的な口腔トラブルを防ぎ、自信を持って笑顔を見せられるようになります。
このように、小児矯正は単に歯を整えるだけではなく、健康的な成長や機能の向上にも大きく貢献します。適切な治療を受けることで、快適な生活を送りやすくなるため、専門医と相談しながら慎重に治療を進めることが重要です。
失敗を防ぐためのポイント
矯正治療を成功させるためには、治療計画の正確さや保護者のサポート、日々のケアが欠かせません。以下のポイントに注意することで、より良い治療結果を得ることができます。
矯正装置の使用を習慣化する
矯正装置の使用が不十分だと、治療が予定通りに進まないことがあります。装置の適切な着用時間を守り、毎日のケアを怠らないようにしましょう。
成長に応じた柔軟な治療計画を立てる
子供の成長スピードは個人差があるため、一度決めた治療計画が途中で調整が必要になることもあります。歯科医師と定期的に相談しながら、最適な治療を続けることが重要です。
保護者の積極的なサポート
お子さんが矯正装置を正しく使用し、歯磨きや食事のケアをしっかり行えるよう、保護者の方がサポートすることが大切です。特に、小さなお子さんは矯正装置の扱いに慣れるまで時間がかかるため、日常的に励ましながら習慣化を促すことが効果的です。
小児矯正は、適切な治療計画と日々の習慣をしっかり守ることで、長期的な歯の健康を維持するための大きな助けになります。矯正治療を前向きに取り組むことで、お子さんの笑顔をより輝かせることができるでしょう。
小児歯科矯正の種類と治療法
取り外し可能な装置
マウスピース矯正は、固定式の矯正装置とは異なり、患者自身が取り外し可能な装置を装着する治療法です。特に成長期の子供に適しており、歯並びや顎の発育を補助する役割を果たします。
マウスピース矯正の種類と特徴
マウスピース矯正には、さまざまな種類があり、用途や適用範囲が異なります。
種類 | 特徴 | 適用年齢 | 主な用途 |
クリアアライナー | 透明なプラスチック製で目立たない | 小学校高学年~成人 | 軽度の歯列不正に適用 |
インビザライン・ファースト | 小児専用のマウスピース矯正 | 6~12歳 | 顎の成長をサポートしながら矯正 |
拡大床 | 顎を広げるために使用 | 6~10歳 | 歯が生えるスペースを確保する |
メリットとデメリット
マウスピース矯正には、多くのメリットがありますが、デメリットも理解しておくことが重要です。
メリット
- 目立ちにくく、見た目に配慮できる
- 取り外しが可能で食事や歯磨きがしやすい
- 痛みが少なく、違和感が軽減される
デメリット
- 装着時間を守らないと効果が得られない
- 適応できる症例が限定される
- 交換頻度が高く、コストがかかる
マウスピース矯正を検討する際は、適用範囲や費用、治療期間を十分に理解したうえで、歯科医師と相談することが大切です。
固定式の矯正装置
固定式矯正装置は、歯に直接装着し、歯の移動をコントロールする治療法です。特に歯並びの乱れが大きい場合に有効で、長期間にわたり持続的な力をかけることが可能です。
ブラケット矯正とは?
ブラケット矯正は、歯の表面に小さな装置(ブラケット)を接着し、ワイヤーを通して歯を移動させる方法です。
種類 | 特徴 | 治療期間の目安 | 適用範囲 |
メタルブラケット | 金属製で耐久性が高い | 1.5~3年 | あらゆる症例に対応 |
セラミックブラケット | 透明で目立ちにくい | 2~3年 | 見た目を重視したい方におすすめ |
裏側矯正 | 歯の裏側に装着する | 2.5~4年 | 矯正装置を目立たせたくない人向け |
費用・治療期間の比較
ブラケット矯正は、症例に応じて費用や治療期間が異なります。
矯正方法 | 費用の目安 | 治療期間 |
メタルブラケット | 50~80万円 | 1.5~3年 |
セラミックブラケット | 70~100万円 | 2~3年 |
裏側矯正 | 100~150万円 | 2.5~4年 |
固定式矯正装置は、長期間の治療が必要ですが、確実な歯列改善が期待できます。治療前に歯科医師と相談し、適した方法を選ぶことが重要です。
顎の成長を促す装置
顎の成長を利用した矯正治療は、小児矯正において重要な役割を果たします。特に急速拡大装置は、上顎の成長を促し、永久歯の正しい位置への誘導を助けます。
拡大装置の種類と仕組み
拡大装置には、固定式と取り外し可能なものがあり、症例に応じて使い分けられます。
種類 | 特徴 | 使用目的 |
固定式拡大装置 | 上顎に装着し、スクリューを回して広げる | 上顎の横幅を広げる |
取り外し可能な拡大装置 | 夜間や特定の時間帯に装着する | 軽度の顎の狭さを調整 |
痛みや副作用の対策
- 初期の違和感に対応する
装置を装着した直後は違和感や軽い痛みが生じることがありますが、数日で慣れることがほとんどです。 - 食事や発音の工夫
固定式の装置は食事に影響を与えることがあるため、柔らかい食べ物を選ぶと適応しやすくなります。 - 適切なケアの徹底
矯正装置周囲は汚れが溜まりやすいため、歯磨きを徹底し、口腔内を清潔に保つことが重要です。
急速拡大装置は、適切な時期に使用することで、将来的な抜歯を回避しながら正しい歯列を形成するための助けとなります。
小児歯科矯正の歯科医院の選び方
良い歯科医院を選ぶポイント
小児矯正を成功させるためには、適切な歯科医院を選ぶことがとても重要です。特に、子供の成長に合わせた治療計画を立てることができる専門的な知識を持つ歯科医を選ぶことが大切です。
小児矯正専門医とは?
小児矯正専門医は、一般の歯科医とは異なり、子供の歯の成長や矯正治療に関する専門的な知識と技術を持っています。矯正治療は数年間の通院が必要となるため、適切な計画を立てることができる専門医を選ぶことで、よりスムーズに治療を進めることができます。
小児矯正専門医を選ぶ際には、次のポイントを確認することが重要です。
- 専門資格の有無
小児矯正に関する専門資格を取得しているかを確認します。 - 経験と実績
過去の症例数や治療実績が豊富な歯科医を選ぶと安心です。 - 使用する矯正装置の種類
マウスピース矯正、ワイヤー矯正など、子供に適した治療法を提案してくれるかを確認します。 - 口コミや評判
実際に治療を受けた患者の口コミや評判をチェックし、歯科医院の雰囲気や対応を確認します。
クリニック選びのチェックリスト
歯科医院を選ぶ際にチェックすべきポイントを以下の表にまとめました。
チェック項目 | 確認ポイント |
医師の専門性 | 小児矯正の資格や経験があるか |
治療計画の説明 | 治療の進め方について丁寧に説明してくれるか |
矯正装置の種類 | いくつかの選択肢を提示してくれるか |
通院のしやすさ | 自宅や学校から通いやすい立地にあるか |
費用の透明性 | 料金体系が明確であるか |
アフターケア | 矯正治療後のメンテナンスが充実しているか |
これらのポイントを基準にして、適切な歯科医院を選ぶことが大切です。
転勤・引っ越し時の矯正継続
小児矯正は数年間にわたる治療となるため、家庭の事情で転勤や引っ越しが発生した場合、矯正治療を継続できる歯科医院を選ぶことが重要です。
引っ越し先で矯正治療をスムーズに継続するために、以下の点を考慮しましょう。
- 事前の相談
現在の歯科医に、引っ越し先で適切な歯科医院を紹介してもらうと安心です。 - 通院可能な距離
新居から通いやすい場所にある歯科医院を選びます。 - 転院時の資料の引き継ぎ
治療経過や矯正装置の種類が記録された診療情報提供書を持参し、新しい歯科医院でスムーズに治療を進められるようにします。
矯正治療は一貫した計画のもとで行う必要があるため、転院による治療の中断を防ぐために、次のような対応を行いましょう。
- 診療データの共有
転院前の歯科医院から、レントゲン写真や治療計画書を受け取ります。 - 矯正装置のメンテナンス
新しい歯科医院でも適切な調整ができるように、矯正装置の仕様を確認しておきます。 - 治療の再評価
転院先の歯科医と相談し、必要があれば治療計画を見直します。
これらの対策を講じることで、引っ越し後もスムーズに矯正治療を継続することができます。
後戻り防止の秘訣
小児矯正後のメンテナンスと後戻り防止
矯正後のリテーナーの種類と役割
小児矯正が完了した後、歯並びを維持するために欠かせないのが「リテーナー(保定装置)」です。矯正装置を外した直後の歯は元の位置に戻ろうとする力が働くため、リテーナーを適切に使用しないと後戻りが起こり、矯正治療の成果が無駄になってしまう可能性があります。ここでは、リテーナーの種類とそれぞれの特徴、管理方法について詳しく解説します。
保定装置の種類
小児矯正後に使用されるリテーナーには、いくつかの種類があります。目的やライフスタイルに合わせて適切なものを選ぶことが大切です。
リテーナーの種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
固定式リテーナー | 歯の裏側にワイヤーを接着し、取り外しできないタイプ | ・24時間確実に保定できる ・自己管理が不要 | ・歯磨きが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まる ・歯科医院での定期的なチェックが必要 |
取り外し可能なリテーナー(プレートタイプ) | 透明なプラスチック製の装置で、装着時間を調整できる | ・取り外しができて歯磨きしやすい ・透明で目立ちにくい | ・決められた時間装着しないと後戻りのリスクが高まる ・破損や紛失の可能性がある |
ハイブリッドリテーナー | 前歯部分はワイヤー、奥歯部分はプラスチックでできたタイプ | ・固定式と取り外し式のメリットを併せ持つ | ・ワイヤーが見えるため、審美性に欠ける ・調整が必要になることがある |
使用期間と管理方法
リテーナーの使用期間は個人差がありますが、基本的に「矯正治療にかかった期間と同じ程度」使用するのが目安です。
- 1~2年目: 1日20時間以上装着(食事・歯磨き時以外)
- 3年目以降: 就寝時のみ装着(医師の指示による)
- 5年以上経過: 保定の必要がなくなるケースもある
リテーナーを適切に管理することで、長持ちさせ、清潔な状態を保つことができます。
リテーナーの管理ポイント
- 毎日洗浄する: 歯ブラシや専用のクリーナーを使い、汚れを落とす
- 熱湯消毒は避ける: プラスチックが変形する可能性がある
- 専用ケースに保管: 紛失や破損を防ぐため、外したら必ずケースに入れる
- 歯科医師の指示を守る: 使用時間を守り、定期的にチェックを受ける
後戻りしないための歯のケア
矯正治療後、後戻りを防ぐためには、リテーナーの使用だけでなく、日常的な歯のケアも重要です。ここでは、保定期間中に特に気をつけるべきポイントを解説します。
保定期間中の注意点
- リテーナーの装着を怠らない: 矯正後数年間は歯の位置が安定しないため、医師の指示に従い装着を継続する
- 歯ぎしり・食いしばりに注意: 就寝時の歯ぎしりがある場合は、マウスピースを使用する
- 歯科検診を定期的に受ける: 3~6ヶ月ごとのチェックで、後戻りの兆候を早期発見
正しい歯磨きと食事習慣
矯正治療後の歯は、虫歯や歯周病になりやすい状態です。歯の健康を維持するために、次のようなポイントを意識しましょう。
歯磨きのポイント
- フッ素入り歯磨き粉を使用する: 歯を強化し、虫歯を防ぐ
- デンタルフロスや歯間ブラシを活用: 矯正後は歯の隙間に汚れが残りやすいため、フロスでしっかり除去する
- 夜の歯磨きを徹底する: 就寝中は唾液の分泌が減るため、夜の歯磨きを特に念入りに
食事のポイント
- 硬い食べ物は控える: ナッツや飴など、歯に負担をかける食べ物は避ける
- 糖分の多い食品を控える: 甘いものを摂る際は、食後すぐに歯を磨く
- カルシウムを多く含む食品を摂取: 牛乳や小魚など、歯を強くする食材を意識的に摂る
後戻り防止のための習慣
矯正後の歯並びを長く維持するためには、リテーナーの装着とともに、以下の習慣を継続することが重要です。
- 舌の位置を意識する: 舌を正しい位置(上あごの前歯の裏)に置くことで、歯並びが安定しやすくなる
- 口呼吸を改善する: 口呼吸は歯並びの乱れを引き起こすため、鼻呼吸を意識する
- 良い姿勢を保つ: 姿勢が悪いと顎のバランスが崩れ、歯並びにも影響する
矯正治療が終わったからといって、すぐに油断してはいけません。リテーナーの適切な使用と日々のケアを徹底することで、美しい歯並びを長く維持することができます。定期的に歯科医院を訪れ、専門家のアドバイスを受けながら、健康な歯を守りましょう。
まとめ
小児歯科矯正は、単に見た目を整えるためだけではなく、子どもの成長や健康に大きな影響を与える重要な治療です。特に、早い段階で適切な矯正を行うことで、発音の改善や虫歯予防、顎の成長を正しくサポートするなど、多くのメリットが得られます。
しかし、多くの親御さんが「何歳から始めるべきか」「どんな治療法が最適か」「費用はどのくらいかかるのか」といった疑問や不安を抱えています。矯正治療は方法によって費用や治療期間が異なり、平均して30万~100万円程度の費用がかかることが一般的です。そのため、治療を始める前に十分な情報を収集し、適切な医院を選ぶことが重要です。
また、矯正治療が終わった後も、リテーナー(保定装置)を適切に使用し、後戻りを防ぐことが欠かせません。保定期間を守らなかったり、歯のケアを怠ると、せっかくの治療効果が薄れてしまう可能性があります。定期的な通院と適切なケアを続けることで、きれいな歯並びを長く維持することができます。
小児矯正を成功させるためには、信頼できる歯科医院を選び、適切な時期にスタートすることが大切です。この記事を通して得た情報をもとに、お子さんの歯の健康を守るための最適な選択をしていきましょう。
さいわいデンタルクリニック札幌大曲は、患者様一人ひとりの笑顔を大切にし、その笑顔が持続することを目標としています。信頼関係の構築と妥協のない治療を約束しており、患者様の負担を軽減するために最新の設備を導入し、予約時間通りの診察を心がけています。
クリニックでは、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科、審美治療、予防歯科など幅広い診療科目をご提供しており、患者様の様々なニーズに応えることが可能です。特に、痛みの少ない治療、ホワイトニング、小児矯正など、患者様の快適さを重視した治療法をご提供しています。
患者様の健康と笑顔を守るために、スタッフ一同が全力でサポートいたします。

院名 | さいわいデンタルクリニック札幌大曲 |
---|---|
住所 | 〒061-1278北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲 |
電話 | 011-375-7653 |
よくある質問
Q. 小児歯科矯正にはどのような治療方法がありますか?
A. 小児歯科矯正には、大きく分けて取り外し可能な装置と固定式の装置があります。取り外し可能な装置には、マウスピース矯正があり、成長に合わせて歯を動かす方法です。一方、固定式の装置としてはワイヤー矯正や急速拡大装置があり、歯の位置や顎の成長をコントロールします。お子さんの歯並びや成長段階によって適切な治療方法が異なるため、矯正歯科の専門医に相談することをおすすめします。
Q. 小児歯科矯正をすると、どんなメリットがありますか?
A. 小児歯科矯正には、見た目の改善だけでなく、健康面でも多くのメリットがあります。例えば、正しいかみ合わせを作ることで、食事の消化がスムーズになり、発音や呼吸が改善されることがあります。また、歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが軽減されるという点も大きなメリットです。さらに、顎の成長を適切にコントロールできるため、将来的に抜歯を伴う矯正が必要なくなることもあります。
Q. 小児歯科矯正の治療期間はどのくらいですか?
A. 小児歯科矯正の治療期間は、お子さんの歯並びや使用する装置の種類によって異なりますが、一般的には数年かかることが多いです。例えば、顎の成長を促す治療は乳歯と永久歯が混在する時期から始まり、その後の本格的な矯正治療につながることがあります。すべての治療が終了した後も、後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を一定期間使用することが推奨されます。治療の進行状況に応じて期間が変わるため、歯科医師と定期的に相談しながら進めることが大切です。
Q. 小児歯科矯正をしないと、どのようなリスクがありますか?
A. 小児歯科矯正をしない場合、歯並びの乱れがそのまま残り、かみ合わせの問題が生じる可能性があります。かみ合わせが悪いと、食事の際にしっかりと噛むことができず、消化に負担がかかることがあります。また、歯磨きが難しくなることで虫歯や歯周病のリスクが高まり、将来的に抜歯や大人になってからの矯正治療が必要になる可能性もあります。さらに、発音や呼吸に影響を与えることもあり、特に成長期のお子さんにとっては早期の対応が重要です。
医院概要
医院名・・・ さいわいデンタルクリニック札幌大曲
所在地・・・〒061-1278 北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲
電話番号・・・ 011-375-7653