さいわいデンタルクリニック札幌大曲は、患者様一人ひとりの笑顔を大切にし、その笑顔が持続することを目標としています。信頼関係の構築と妥協のない治療を約束しており、患者様の負担を軽減するために最新の設備を導入し、予約時間通りの診察を心がけています。
クリニックでは、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科、審美治療、予防歯科など幅広い診療科目をご提供しており、患者様の様々なニーズに応えることが可能です。特に、痛みの少ない治療、ホワイトニング、小児矯正など、患者様の快適さを重視した治療法をご提供しています。
患者様の健康と笑顔を守るために、スタッフ一同が全力でサポートいたします。
お知らせ
子どもの歯並びや噛み合わせを正すために、小児矯正は重要な治療法の一つです。特にワイヤーを用いた矯正は、長い歴史があり、効果が高いとされています。しかし、ワイヤー矯正はただ歯を動かすだけではなく、成長期の子どもに適した力のかけ方や、歯や顎の成長に合わせた細やかな調整が求められます。適切な時期に治療を開始することで、歯並びだけでなく、顎の発育や顔のバランスも改善できる可能性があります。
一方で、ワイヤー矯正には治療期間が長くなることや、食事制限が必要になる場合があるなど、親子共に負担を感じることも少なくありません。また、費用面についても気になる点が多いでしょう。そのため、治療を検討する際には、メリットだけでなくデメリットやリスクも十分に理解することが大切です。歯科医としっかりと相談し、子どもの将来を見据えた治療計画を立てることが成功の鍵となります。
院名 | さいわいデンタルクリニック札幌大曲 |
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住所 | 〒061-1278北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲 |
電話 | 011-375-7653 |
小児矯正 ワイヤーの効果と仕組み
ワイヤーによる歯並びの矯正プロセス
ワイヤーを用いた小児矯正は、歯並びの改善において非常に効果的な方法です。まず、ワイヤー矯正の基本的な仕組みとして、歯に取り付けられたブラケットにワイヤーを通し、そのワイヤーの弾性力を利用して歯を徐々に動かすというプロセスがあります。ワイヤーの締め具合や形状により、特定の方向に力が加えられ、歯が目的の位置に移動します。成長期にある子どもの場合、顎の骨も柔らかく、歯の動きが早いため、比較的短期間で効果が現れやすいとされています。
ワイヤー矯正の効果は、歯並びの改善だけでなく、噛み合わせや口元の見た目にも影響を与えます。歯が正しい位置に移動することで、噛む力が均等に分散されるようになり、食べ物を効果的に噛み砕くことができるようになります。また、歯並びが整うことで、口元の美しさが増し、将来的な虫歯や歯周病のリスクも軽減されると言われています。特に、前歯が正しい位置にあることは、発音や顔のバランスにも関わるため、幼少期の矯正は重要です。
ワイヤー矯正のプロセスは、まず初めに歯科医が精密な検査を行い、歯や顎の状態を確認した後に治療計画を立てます。この計画には、どの歯をどのように動かすか、ワイヤーの調整の頻度、治療にかかる期間などが含まれます。治療開始後は、定期的に歯科医を訪れ、ワイヤーの調整を受けることで、徐々に歯が動いていきます。これにより、数ヶ月から数年にわたる治療期間を経て、歯並びが理想的な形に整えられます。
ワイヤー矯正は非常に効果的ですが、治療中には一定の不快感を伴うこともあります。例えば、ワイヤーが口内に当たって痛みを感じたり、食べ物が挟まりやすくなったりすることがあります。そのため、治療中は口内ケアに気をつける必要があります。また、治療の進行に応じてワイヤーの調整が行われるため、歯科医との定期的なコミュニケーションが欠かせません。以上の点を考慮しながら、子どもの成長に合わせた最適な治療を進めていくことが求められます。
成長期における効果的な矯正方法
成長期における小児矯正は、子どもの将来の歯並びと口腔機能の健康を考える上で非常に重要な時期です。この時期の矯正は、歯や顎の骨がまだ柔らかく、成長を続けているため、成人に比べてより効果的に、そして短期間で理想的な歯並びを形成することが可能です。成長期に適した矯正方法として、特に効果的なものにはワイヤー矯正や拡大床、フェイスマスクなどが挙げられます。
ワイヤー矯正は、歯に直接ブラケットを装着し、そこに通したワイヤーの力で歯を動かす方法です。この方法は、歯並びを精密に整えることができるため、顎の成長とともに効果的な結果を得やすいのが特徴です。特に前歯の噛み合わせが悪い場合や、上下の歯が噛み合わないオープンバイトなどの症例には適しています。また、ワイヤー矯正は調整が容易であり、定期的な通院によって細かい調整が可能なため、子どもの成長に合わせて柔軟に対応できる点もメリットです。
拡大床は、顎の幅が狭く、歯がきれいに並ぶスペースが不足している場合に効果的です。この装置は、顎の骨を徐々に広げることで、歯が正しい位置に並ぶための十分なスペースを確保します。成長期の顎の柔軟性を利用して行うため、成人に比べて無理なく顎を広げることができる点が優れています。さらに、フェイスマスクは上顎が未発達な場合や、下顎が前方に突出している場合に使用されます。この装置は、外部から力を加えることで顎の位置を正常な状態に導き、適切な噛み合わせを形成します。
いずれの方法も、成長期の子どもに合わせた治療計画を立てることが成功の鍵となります。歯科医は、子どもの成長速度や骨の状態を考慮しながら、最適なタイミングで適切な治療法を選択します。そのため、定期的な検診と専門的なアドバイスを受けることが不可欠です。早期に矯正を開始することで、将来的な歯並びの問題を未然に防ぎ、健康な口腔環境を維持することができるでしょう。
ワイヤーが適している症例
ワイヤー矯正は、さまざまな歯並びの問題に対して有効な治療法ですが、特に以下のような症例に適しているとされています。まず、歯が重なり合っている「叢生」と呼ばれる状態です。これは、顎のスペースが不足しているために、歯が正しい位置に並ぶことができず、重なり合って生えてしまう状態です。この場合、ワイヤー矯正によって歯を徐々に正しい位置に動かし、きれいな歯列を形成することが可能です。
次に、「開咬」と呼ばれる状態があります。これは、上下の歯が前後に噛み合わず、口を閉じても前歯が接触しない状態を指します。開咬は、発音や咀嚼に影響を与えるため、早期の矯正治療が推奨されます。ワイヤー矯正では、上下の歯を正しい位置に導き、噛み合わせを改善することができます。また、前歯が過度に突出している「出っ歯」や、下顎が前に出ている「受け口」といった症例にもワイヤー矯正は効果的です。これらの問題は、見た目だけでなく、噛み合わせや口腔内の健康にも影響を及ぼすため、適切な矯正治療が必要です。
さらに、歯が一部欠けている、または異常な位置に生えている「転位歯」や「欠損歯」に対しても、ワイヤー矯正は有効です。これらの状態では、他の歯が正しい位置にないため、全体の歯並びが乱れてしまいます。ワイヤーを使用して歯を適切な位置に移動させることで、機能的で美しい歯列を取り戻すことができます。
また、歯並びに問題がない場合でも、顎の成長が不均衡である「顎偏位症」や「顎関節症」といった症例にもワイヤー矯正が用いられます。これらの症例では、顎の位置や噛み合わせを正すために、ワイヤー矯正が補助的な役割を果たします。歯や顎の成長を適切に誘導することで、長期的な健康を維持することができます。
ワイヤー矯正が適しているかどうかは、症例の種類や重症度、患者の年齢や成長状況によって異なります。したがって、適切な治療計画を立てるためには、歯科医との綿密な相談が不可欠です。
小児矯正 ワイヤーの治療期間
ワイヤー矯正にかかる一般的な期間
小児矯正においてワイヤーを使用した治療は、一般的に比較的長期間を要する治療法とされています。治療期間は個々の症例や子どもの成長速度によって異なりますが、通常は2年から3年程度が目安となります。治療の初期段階では、歯の位置や顎の成長を細かく観察しながら、ワイヤーの力を調整しつつ進められます。成長期にある子どもの歯や顎はまだ柔軟で動きやすいため、この時期に矯正を行うことで効果的に歯並びを整えることが可能です。
治療開始から数ヶ月以内に、歯が目に見えて動き始めることが多く、この段階で歯列の改善が実感できる場合もあります。しかし、歯の動きには個人差があり、一度に大きな力を加えることはできないため、時間をかけて少しずつ歯を理想的な位置に移動させていきます。治療の途中では、定期的な通院が必要であり、その際にワイヤーの調整や新たな力の加え方が施されます。
治療期間中に子どもの成長が著しい場合、計画の修正が必要になることもあります。顎の成長や歯の発育が予想以上に進んだ場合、矯正の進行に応じた適切な対応が求められます。そのため、矯正治療中は歯科医との密なコミュニケーションが重要です。治療期間の延長や、場合によっては追加の治療が必要になることも考えられますが、これらは最終的な治療結果を向上させるための重要なステップです。
また、治療が完了した後も、後戻りを防ぐための保定装置を使用する期間が必要となります。この保定期間は、治療期間に含まれないことが多く、数ヶ月から数年にわたることもあります。歯が新しい位置に安定するまでのこの期間も、全体的な治療の一環として考慮する必要があります。
年齢による治療期間の違い
小児矯正において、年齢は治療期間に大きく影響を与える要因の一つです。子どもの成長期における骨や歯の柔軟性が高いため、一般的に早い段階で矯正を開始すると、治療期間が短くなる傾向があります。例えば、乳歯から永久歯への生え変わりが進む6歳から12歳の時期は、顎の成長と歯の移動が比較的スムーズに行われるため、この時期に治療を始めると、歯が正しい位置に移動しやすく、全体の治療期間が短縮されることが多いです。
一方、思春期以降、特に12歳から15歳の間に矯正を開始する場合は、まだ成長が続いているものの、顎や歯の移動速度が若干遅くなることがあります。この時期は、永久歯がすべて揃うため、最終的な歯並びの形成が可能となりますが、骨の成長が早い時期よりも落ち着き始めるため、治療に要する期間が多少長くなることが考えられます。それでも、思春期はまだ十分に柔軟性が残っているため、比較的良好な結果を得ることができます。
さらに、成長がほぼ完了した16歳以降に矯正を開始する場合、骨が硬くなり、歯の移動が難しくなることがあります。このため、治療期間が延びる可能性が高くなります。成人に近づくにつれて、骨の再生速度が遅くなり、顎の成長がほとんど止まるため、歯を動かすために必要な時間が増加します。そのため、この年齢層では矯正期間が3年から4年、場合によってはそれ以上に及ぶことがあります。また、骨が成熟しているため、治療が困難になるケースもあります。
いずれの年齢でも、矯正治療を成功させるためには、個々の成長スピードや骨の状態に合わせた適切な計画が不可欠です。歯科医は、年齢に応じた最適な治療法を選択し、成長の進行を見極めながら治療を進めます。早期の介入が望ましい場合もあれば、成長を待ってからの方が良い場合もあるため、専門的な判断に基づく治療計画が重要です。このように、年齢に応じた適切なタイミングでの矯正治療が、治療期間の短縮や成功率の向上につながるのです。
小児矯正 ワイヤーと他の矯正方法との比較
マウスピース矯正との違い
小児矯正において、ワイヤー矯正とマウスピース矯正は代表的な二つの方法ですが、それぞれに特徴と適した症例があります。ワイヤー矯正は、歯にブラケットを取り付け、その間に通したワイヤーの力を利用して歯を移動させる方法です。歴史が長く、さまざまな症例に対応できる汎用性が高い治療法として広く利用されています。特に、複雑な歯並びや顎の位置の修正が必要な場合、ワイヤー矯正は効果的です。歯に直接固定されているため、治療中に患者が矯正装置を取り外すことができない点も、確実に治療を進める上での利点となります。
一方、マウスピース矯正は透明なプラスチック製のマウスピースを使って歯を動かす方法です。目立ちにくく、取り外しが可能であるため、食事や歯磨きの際に便利です。特に審美性を重視する患者には好まれる選択肢となっています。しかし、マウスピース矯正は軽度から中等度の歯並びの乱れに適しており、複雑な症例や大幅な歯の移動が必要な場合には、効果が限定的です。また、患者自身がマウスピースを取り外すことができるため、装着時間が不足すると、治療の進行が遅れる可能性があります。したがって、自己管理が重要となります。
ワイヤー矯正と比較すると、マウスピース矯正は痛みが少ないと言われていますが、装置が動かせないワイヤー矯正に比べ、適切な力を加えるのが難しい場合もあります。特に成長期の子どもは、歯や顎が急速に変化するため、マウスピース矯正だけでは対応しきれない場合があり、その際にはワイヤー矯正が選ばれることが多いです。
費用面では、マウスピース矯正が高額になることが多く、また、頻繁な交換や調整が必要です。ワイヤー矯正は初期費用がかかるものの、治療期間全体を通して考えると、コストパフォーマンスが良い場合があります。最終的な選択は、患者の症例、年齢、ライフスタイル、審美的なニーズ、そして費用を含む様々な要因に基づいて行われるべきです。歯科医と十分に相談し、自分に最適な矯正方法を選ぶことが大切です。
ワイヤー矯正の強みと限界
ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせを正すための最も広く利用されている矯正方法の一つです。その強みとして、まず挙げられるのは高い汎用性です。ワイヤー矯正は、軽度から重度の歯並びの乱れまで幅広い症例に対応できるため、複雑な歯の位置の調整が必要な場合でも効果を発揮します。特に顎の位置の修正や、歯を大幅に移動させる必要がある場合において、ワイヤー矯正は他の方法よりも優れた結果をもたらすことが多いです。
また、ワイヤー矯正は、装置が歯に固定されているため、患者が自ら取り外すことができず、計画通りに治療が進むという点も強みです。この点は、特に小児矯正において重要であり、子どもが装置を外してしまう心配がないため、治療の確実性が高まります。さらに、ワイヤー矯正は長年の実績があり、多くの歯科医がこの方法に熟練しているため、安定した治療結果が期待できます。
一方で、ワイヤー矯正には限界も存在します。まず、見た目の問題が挙げられます。ワイヤーやブラケットが目立つため、審美性を重視する患者にとってはデメリットとなります。特に成長期の子どもや若者にとって、矯正装置が外見に与える影響は気になる点かもしれません。また、ワイヤー矯正は定期的に歯科医による調整が必要であり、その度に痛みや不快感を伴うことがあります。この痛みや違和感は個人差があるものの、治療を続ける上での負担となることがあります。
さらに、ワイヤー矯正は食事や口腔ケアに制約をもたらします。硬い食べ物や粘着性のある食品は装置を破損するリスクがあり、食べることができるものが制限されることが多いです。また、ワイヤーやブラケットの周りに食べ物が詰まりやすく、虫歯や歯肉炎のリスクが増えるため、念入りな口腔ケアが求められます。
これらの強みと限界を踏まえ、ワイヤー矯正が適しているかどうかを判断するためには、歯科医との十分な相談が必要です。個々の症例やライフスタイルに最適な治療方法を選ぶことで、より良い治療結果を得ることができます。
治療期間や費用の比較
矯正治療を選ぶ際には、治療期間や費用が重要な要素となります。ワイヤー矯正とマウスピース矯正は、それぞれの治療方法により異なる期間と費用が必要です。まず、治療期間についてですが、ワイヤー矯正は一般的に2年から3年程度かかるとされています。この期間は、歯の位置を細かく調整し、理想的な歯並びを形成するための時間です。特に複雑な症例や歯の移動が大きい場合は、さらに長くなることもあります。
マウスピース矯正の治療期間は、通常1年から2年程度と、ワイヤー矯正に比べてやや短い場合があります。しかし、これは軽度から中等度の症例に限られることが多く、複雑なケースではワイヤー矯正と同程度、もしくはそれ以上の期間がかかることもあります。また、マウスピースは患者が自分で取り外しができるため、装着時間が十分でない場合には治療が長引く可能性があります。したがって、自己管理が治療期間に直接影響を与える点も考慮する必要があります。
次に、費用面について考えます。ワイヤー矯正の費用は、全体的に見て比較的安定しており、治療開始時の初期費用と定期的な調整費用が発生します。地域や歯科医院によって異なりますが、総額は数十万円から百万円程度になることが多いです。また、複雑な治療が必要な場合や追加の装置が必要になる場合には、費用が増加することもあります。
一方、マウスピース矯正はその透明で取り外し可能な装置が特徴ですが、費用はワイヤー矯正よりも高額になる傾向があります。マウスピースは患者ごとにカスタマイズされ、定期的に新しいものに交換する必要があるため、費用が積み重なります。総額は、ワイヤー矯正よりも高くなることが多く、また、装置の破損や紛失に対する追加費用も考慮しなければなりません。
治療期間や費用は、矯正方法によって大きく異なります。患者の症例やライフスタイル、経済的状況に応じて最適な治療法を選ぶことが大切です。歯科医と十分に相談し、それぞれの方法の利点と欠点を理解した上で、納得のいく治療を進めることが成功への鍵となります。
小児矯正 ワイヤーのリスクと注意点
痛みや不快感への対処法
ワイヤーを用いた小児矯正は、歯並びや噛み合わせを改善するために有効な治療法ですが、治療中に痛みや不快感を伴うことがよくあります。これらの症状は、特にワイヤーの調整直後に強く感じられることが多く、数日間続くことがあります。痛みの原因は、歯が新しい位置に移動する際にかかる圧力や、ワイヤーやブラケットが口内の粘膜に触れることによる刺激によるものです。これらの痛みや不快感を軽減するためには、いくつかの対処法が有効です。
痛みが強い場合には、痛み止めの薬を使用することが考えられます。市販の鎮痛剤を使用することで、痛みを一時的に和らげることができますが、薬の使用については歯科医の指導に従うことが重要です。また、冷たい飲み物やアイスパックを使用して口内を冷やすことも効果的です。冷やすことで血流が減少し、痛みが緩和されることがあります。
さらに、柔らかい食べ物を選ぶことも、不快感を軽減するために有効です。硬い食べ物や噛むのに力が必要な食材は避け、スープやヨーグルト、マッシュポテトなどの柔らかい食べ物を摂ることで、歯や歯茎にかかる負担を軽減できます。また、ワイヤーやブラケットが口内の粘膜に擦れて痛みを感じる場合には、歯科医から提供されるワックスを使用して装置にカバーをかけることができます。これにより、装置が直接口内に触れるのを防ぎ、痛みを和らげることができます。
痛みや不快感は、多くの場合、一時的なものであり、治療が進むにつれて次第に和らいでいきます。しかし、もし痛みが長期間続く場合や、異常に強い痛みが発生した場合は、歯科医に相談することが必要です。こうした場合、装置に問題が生じている可能性や、調整が必要な場合があるため、早期に対処することが重要です。
小児矯正においては、痛みや不快感は避けられない側面がありますが、適切な対処法を知ることで、子どもがより快適に治療を受けられるようサポートすることができます。また、親が子どもとともにこれらの対処法を実践することで、治療に対する不安を軽減し、治療の成功に繋がるでしょう。
食事制限と口内ケアの注意点
ワイヤーを用いた小児矯正では、治療の効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐために食事制限と口内ケアに注意することが非常に重要です。まず、食事に関してですが、硬い食べ物や粘着性のある食品は避けるべきです。例えば、硬いおせんべいやキャンディ、ナッツ類は、ワイヤーやブラケットを破損させる可能性があります。また、キャラメルやガムのような粘着性の高い食品は、装置に絡まり、歯を清潔に保つことが難しくなるだけでなく、矯正装置が外れる原因にもなり得ます。
酸性の強い飲み物や食品も注意が必要です。炭酸飲料やジュース、柑橘類は酸が強く、歯のエナメル質を溶かすリスクがあります。ワイヤー矯正中は、装置が歯に密着しているため、酸が歯の表面に留まりやすく、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。そのため、こうした飲み物や食品はなるべく控え、飲食後にはしっかりと口をすすぐことが推奨されます。
口内ケアにおいては、通常の歯磨きに加えて、矯正用の特別なブラシやフロスを使用することが重要です。ワイヤーやブラケットが歯に装着されていると、食べ物のカスやプラークが溜まりやすくなります。これらを取り除くためには、ブラケットの周りやワイヤーの隙間までしっかりと磨ける矯正専用ブラシや、デンタルフロスを使用して隅々まで清潔に保つことが求められます。歯磨きは毎食後、少なくとも朝と夜の2回は丁寧に行うことが推奨されます。
また、フッ素を含む歯磨き粉の使用も効果的です。フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に役立ちます。特に矯正中は、歯の表面がデリケートな状態になりやすいため、フッ素を活用することで虫歯リスクを低減できます。
さらに、定期的に歯科医でのクリーニングを受けることも重要です。家庭でのケアに加えて、専門的なクリーニングでプラークや歯石を除去し、歯と装置を清潔に保つことができます。これにより、治療中の健康状態を維持し、治療が順調に進むことを確実にします。
ワイヤー矯正中の食事と口内ケアには、少しの注意と努力が必要ですが、これを怠ると治療効果が減少するだけでなく、口内トラブルが発生するリスクも高まります。日々のケアを大切にし、健康的な歯並びを目指して治療に取り組むことが大切です。
トラブルが発生した場合の対応
ワイヤーを用いた小児矯正中には、様々なトラブルが発生することがあります。これらのトラブルに迅速に対応することで、治療の進行をスムーズに保ち、子どもの不快感を軽減することができます。まず、よくあるトラブルの一つに、ワイヤーやブラケットが外れる、または緩むという問題があります。この場合、外れたワイヤーやブラケットが口内を傷つける可能性があるため、速やかに歯科医に連絡し、再装着や調整を行う必要があります。それまでの間、外れた部分が口内に当たる場合は、歯科用ワックスを使用して保護することができます。
次に、ワイヤーの先端が飛び出して口内に刺さることがあります。この状態は非常に不快で、痛みを引き起こすことがあります。この場合、ワイヤーを爪切りや小さなペンチで慎重に短く切るか、飛び出した部分に歯科用ワックスをつけて応急処置を行います。ただし、自己判断で切ることに不安がある場合は、すぐに歯科医に相談するのが安全です。
さらに、ブラケットが歯から外れたり、ワイヤーが緩んだりすると、矯正の効果が減少することがあります。このような場合も、可能な限り早く歯科医に相談して適切な処置を受けることが大切です。ブラケットが外れたまま放置すると、歯が元の位置に戻ってしまう可能性があり、治療が遅れる原因となります。
また、口内が装置によって傷ついたり、口内炎ができたりすることもよくあります。こうした場合、塩水で口をゆすぐか、医師に相談して適切な口内炎治療薬を使用することで、症状を緩和することができます。口内が乾燥していると傷が悪化しやすいため、常に口内を潤しておくことも重要です。
矯正装置が食べ物に絡まったり、清掃が十分に行われなかったりすることで、虫歯や歯肉炎が発生するリスクがあります。このようなトラブルを避けるためには、食事後の丁寧な歯磨きや、定期的な歯科医でのチェックアップが欠かせません。特に、装置の周りに食べ物が詰まったままになると、細菌が繁殖しやすくなるため、日常的な口内ケアを徹底することが求められます。
まとめ
小児矯正におけるワイヤー治療は、子どもの歯並びや噛み合わせを整えるために効果的な方法です。ただし、治療期間中には痛みや不快感、食事制限や口内ケアの徹底が求められることもあります。こうした治療のプロセスを理解し、適切な対応を取ることで、子どもが快適に治療を進められるようサポートすることが大切です。
トラブルが発生した際にも、速やかに対応することで治療の効果を維持し、子どもの負担を軽減できます。定期的な歯科医のチェックと日常のケアを怠らずに続けることが、良好な結果を得るための鍵となります。
親としては、子どもの成長を見守りながら、矯正治療を成功させるためのサポートをしっかりと行うことが求められます。適切なケアと対応で、将来の健康的な歯並びを目指しましょう。
さいわいデンタルクリニック札幌大曲は、患者様一人ひとりの笑顔を大切にし、その笑顔が持続することを目標としています。信頼関係の構築と妥協のない治療を約束しており、患者様の負担を軽減するために最新の設備を導入し、予約時間通りの診察を心がけています。
クリニックでは、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科、審美治療、予防歯科など幅広い診療科目をご提供しており、患者様の様々なニーズに応えることが可能です。特に、痛みの少ない治療、ホワイトニング、小児矯正など、患者様の快適さを重視した治療法をご提供しています。
患者様の健康と笑顔を守るために、スタッフ一同が全力でサポートいたします。
院名 | さいわいデンタルクリニック札幌大曲 |
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住所 | 〒061-1278北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲 |
電話 | 011-375-7653 |
医院概要
医院名・・・ さいわいデンタルクリニック札幌大曲
所在地・・・〒061-1278 北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲
電話番号・・・ 011-375-7653