さいわいデンタルクリニック札幌大曲は、患者様一人ひとりの笑顔を大切にし、その笑顔が持続することを目標としています。信頼関係の構築と妥協のない治療を約束しており、患者様の負担を軽減するために最新の設備を導入し、予約時間通りの診察を心がけています。
クリニックでは、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科、審美治療、予防歯科など幅広い診療科目をご提供しており、患者様の様々なニーズに応えることが可能です。特に、痛みの少ない治療、ホワイトニング、小児矯正など、患者様の快適さを重視した治療法をご提供しています。
患者様の健康と笑顔を守るために、スタッフ一同が全力でサポートいたします。
お知らせ
小児矯正治療は、お子さまの健やかな成長と美しい笑顔のために重要な役割を果たします。特に取り外し可能な矯正装置は、その柔軟性と日常生活への影響の少なさから、多くの保護者と小児に選ばれています。しかし、適切な装置を選ぶ過程は、専門的な知識を必要とし、時には保護者とお子さまの間での意思疎通が試されることもあります。この選択には、お子さまの歯の状態、成長の段階、日常生活の習慣、そして治療への取り組みやすさが大きく影響します。また、装置を日々の生活に上手く取り入れ、適切に管理することが、治療の成功へとつながります。治療期間中、お子さまと保護者が共に学び、成長する機会でもあります。本稿では、取り外し可能な小児矯正装置に焦点を当て、その選び方から使用方法、日常生活での注意点、そして治療後のケアに至るまで、専門的かつ実体験に基づいた情報を提供します。小児矯正治療を検討されている保護者の方々が、より良い選択をするための一助となれば幸いです。
院名 | さいわいデンタルクリニック札幌大曲 |
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住所 | 〒061-1278北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲 |
電話 | 011-375-7653 |
小児矯正とは
小児矯正治療の目的と重要性
小児矯正治療は、子どもたちの健康な成長と将来の生活の質を高めるために極めて重要です。この治療の目的は、単に歯並びを美しくすることだけではありません。歯と顎の正しい位置関係を確立し、噛み合わせの機能を改善することにより、お子さまの発音や咀嚼能力の向上、さらには顔貌の発達にも良い影響を与えます。また、適切な時期に矯正治療を行うことで、将来的に生じうる歯科的な問題や疾患の予防にもつながります。
子どもの口腔内は、成長と共に変化します。永久歯が生え始めるこの時期に、歯並びや顎の成長に問題があると判断された場合、早期に矯正治療を開始することが推奨されます。早期治療によって、顎の成長を利用し、より自然でバランスの取れた方法で問題を解決できることが多いからです。この時期に適切な介入を行うことで、治療期間の短縮や治療後の結果の持続性が向上し、お子さまの自信や社会性にも良い影響を与えることが期待できます。
小児矯正治療の重要性は、単に美しい笑顔を作ること以上に、お子さまの全体的な健康に寄与する点にあります。不正咬合は、歯の清掃が困難になり虫歯や歯周病のリスクを高めるだけでなく、不適切な噛み合わせによる顎関節症の原因ともなり得ます。これらの問題は、お子さまの日常生活における食事や会話、さらには睡眠にも悪影響を及ぼす可能性があります。したがって、小児矯正治療は、お子さまの口腔機能の正常化だけでなく、心身の健康を維持し、生活の質を向上させるためにも不可欠です。
治療を成功させるためには、矯正専門医との密接な連携が必要です。専門医は、お子さまの口腔内の状態を詳細に評価し、個々のニーズに合わせた治療計画を立てます。このプロセスには、保護者の方々の理解と協力が欠かせません。治療計画の説明を受け、疑問や懸念があれば遠慮なく相談し、お子さまが治療に前向きに取り組めるようサポートすることが大切です。
成長期における矯正のメリット
成長期における矯正治療は、子どもたちの将来の健康と幸福に対して、計り知れないほどのメリットをもたらします。この時期に矯正治療を行う最大の利点は、子どもの成長と発達の自然なプロセスを利用して、歯並びや咬合の問題をより効率的かつ効果的に解決できることにあります。成長期には、顎の骨がまだ発達途中で柔軟性があり、矯正装置を用いることで顎の成長を誘導し、理想的な位置に導くことが可能です。これにより、顎の不均衡を是正し、バランスの取れた顔貌を形成することができます。
また、成長期に矯正治療を行うことで、歯を抜く必要がある場合でも、その数を減らすことができる場合があります。顎の成長を促進または制御することで、適切なスペースを作り出し、永久歯が正しい位置に生えるための条件を整えることができるからです。これは、治療期間を短縮し、治療後の結果の安定性を高めることにもつながります。
さらに、成長期に矯正治療を受けることで、子どもたちの自尊心と自信を育むことができます。歯並びや顔貌に関するコンプレックスは、子どもたちの心理的な健康に大きな影響を与えることがあります。美しい笑顔と健康的な咬合を手に入れることで、子どもたちはより自信を持って社会生活に参加することができるようになります。これは、彼らの学業成績や対人関係にも良い影響を与え、ポジティブな人生観を形成する助けとなります。
また、成長期における矯正治療は、将来的な歯科問題の予防にも寄与します。正しい咬合関係は、咀嚼機能の改善だけでなく、歯と歯茎の健康を維持する上で重要です。不正咬合は、歯の摩耗や歯周病、さらには顎関節症のリスクを高めることが知られています。早期にこれらの問題に対処することで、お子さまは将来的に健康な口腔環境を維持しやすくなります。
矯正治療は、単に見た目を改善するだけではなく、子どもたちの全体的な健康と幸福に貢献します。成長期に行う矯正治療は、子どもたちが健康で自信に満ちた大人へと成長するための重要なステップです。そのため、矯正治療の必要性が認められた場合、専門の矯正歯科医と密接に協力し、適切なタイミングで治療を開始することが、お子さまの将来にとって最善の選択となります。
取り外し可能な矯正装置の種類
マウスピース型矯正装置(例:インビザライン)
マウスピース型矯正装置、例えばインビザラインは、近年矯正歯科治療において人気を集めている革新的な方法です。この装置は透明なプラスチック製のマウスピースを使用し、目立たない方法で歯を徐々に動かしていきます。従来の金属製のブラケットやワイヤーを使用する矯正方法と比較して、見た目の美しさだけでなく、患者さんの快適性や衛生面での利点も大きいとされています。
マウスピース型矯正装置の最大の特徴は、そのほとんどが目立たないことです。このため、矯正治療を受けていることを周囲に気づかれたくない成人や、見た目を気にする年頃の子どもたちに特に適しています。装置は取り外しが可能なため、食事の際や歯磨きの際には外すことができ、日常生活における不便さを最小限に抑えることができます。また、食べ物が装置に挟まる心配が少なく、口腔衛生を維持しやすいというメリットもあります。
治療プロセスは、まず患者さんの口腔内を詳細にスキャンし、3Dコンピュータ技術を用いて治療計画を立てます。この計画に基づき、患者さんの歯並びにぴったりと合うマウスピースが製作されます。治療期間中、患者さんは数週間ごとに新しいマウスピースに交換し、徐々に歯を理想的な位置に移動させていきます。このプロセスは、患者さんの状態に応じてカスタマイズされ、治療期間は一般的に数ヶ月から数年に及びます。
しかし、マウスピース型矯正装置にはいくつかの制限もあります。例えば、非常に複雑な歯並びや咬合の問題には適していない場合があり、そのような場合は従来型の矯正治療が推奨されることもあります。また、治療の成功は患者さんの協力に大きく依存します。マウスピースは1日に20時間以上着用する必要があり、指示に従わないと治療結果に影響が出る可能性があります。
総じて、マウスピース型矯正装置は、見た目の美しさ、取り外しの容易さ、口腔衛生の維持という点で多くの利点を提供します。しかし、治療を始める前には、矯正歯科専門医と十分に相談し、自分の状態やニーズに最適な治療方法を選択することが重要です。
取り外し可能なプレート型矯正装置
取り外し可能なプレート型矯正装置は、特に小児矯正治療において広く利用されています。このタイプの装置は、主に子どもの成長期における歯並びや顎の成長を誘導するために設計されており、患者さんの特定のニーズに合わせてカスタマイズされます。プレート型矯正装置の利用は、歯並びの問題を早期に解決し、将来的により複雑な矯正治療が必要になるリスクを減らすことができるため、非常に有効です。
プレート型矯正装置は、プラスチックや金属で作られた小さなプレートで構成されており、歯にフィットするように作られています。装置には、歯を動かすためのワイヤーやスプリングが取り付けられていることが多く、これらは定期的に調整されることで、徐々に歯を理想的な位置に導きます。取り外し可能であるため、食事や歯磨きの際には装置を外すことができ、これにより口腔衛生を維持しやすくなります。
このタイプの矯正装置の大きなメリットの一つは、その柔軟性にあります。治療の進行に応じて、装置を調整したり、異なるタイプのプレートに交換したりすることが可能です。これにより、患者さんの成長や治療の進捗に合わせて、最適な治療を提供することができます。また、装置が取り外し可能であることから、患者さんは装置の管理においてある程度の自由度を持つことができ、これが治療への積極的な参加を促します。
しかし、プレート型矯正装置の効果的な使用には、患者さん自身の協力が不可欠です。装置は指示された時間、通常は1日の大部分を通して着用する必要があります。指示に従わない場合、治療期間が延長される可能性があります。そのため、特に子どもたちが治療を受ける場合には、保護者の方々のサポートと監督が重要となります。
プレート型矯正装置は、特に顎の成長を促すための治療や、比較的軽度から中等度の歯並びの問題を修正する場合に適しています。しかし、すべての矯正治療がこのタイプの装置で可能というわけではありません。重度の不正咬合や複雑な歯並びの問題には、他の矯正治療方法が推奨されることがあります。
選び方のポイント
お子さまの矯正治療に最適な装置の選び方
お子さまの矯正治療に最適な装置を選ぶ際には、いくつかの重要な考慮事項があります。この選択プロセスは、単に装置の種類を選ぶこと以上の意味を持ち、お子さまの将来の健康、快適性、そして治療の成功に直接影響を与えます。以下では、お子さまに最適な矯正装置を選ぶためのガイドラインを提供します。
まず、お子さまの具体的なニーズと治療目標を理解することが重要です。歯並びの問題、咬合の問題、顎の成長に関連する問題など、治療が必要な具体的な状態を把握することが第一歩です。これらの情報は、矯正歯科専門医による詳細な診断を通じて明らかになります。診断結果に基づき、専門医は一連の治療オプションを提案し、それぞれのメリットとデメリットを説明します。
次に、お子さまの生活スタイルや活動レベルを考慮することが大切です。スポーツや楽器演奏など、特定の活動に積極的なお子さまには、取り外し可能な装置が適している場合があります。また、装置の目立たないタイプを好むお子さまもいれば、色とりどりのブラケットを楽しむお子さまもいます。お子さまが治療に積極的に関与し、快適に過ごせるように、その意向を尊重することが重要です。
装置の管理と維持の容易さも、選択をする際の重要な要素です。取り外し可能な装置は、食事や歯磨きの際に便利ですが、お子さまが装置を紛失するリスクや、指示された時間よりも少なく装着してしまう可能性も考慮する必要があります。一方で、固定式の装置は、日常的な管理がより複雑になる可能性がありますが、24時間体制で治療効果を発揮します。
治療期間と費用も、装置選択の重要な要因です。一般的に、治療期間は装置の種類や治療が必要な状態の複雑さによって異なります。また、異なる装置のコストも大きく変わるため、予算内で最適な治療を受けられるように、事前に十分な情報を得ることが重要です。
矯正専門医との相談の重要性
矯正治療を検討する際、矯正専門医との相談は治療成功の鍵を握る重要なステップです。このプロセスは、単に治療方法を決定する以上の意味を持ち、患者さんの健康、治療後の満足度、そして将来の生活の質に直接影響を及ぼします。矯正専門医との密接な相談を通じて、患者さん個々のニーズに合わせた最適な治療計画を立てることが可能になります。
まず、矯正専門医は患者さんの口腔内状態を詳細に評価し、歯並びや咬合の問題、顎の成長の状態などを総合的に分析します。この診断プロセスには、X線撮影、口腔内スキャン、写真撮影など、最先端の技術が用いられることがあります。診断結果に基づき、専門医は治療の必要性、可能な治療オプション、それぞれのメリットとデメリット、予想される治療期間、および治療費用について詳細な説明を行います。
矯正専門医との相談では、患者さんや保護者が持つ疑問や懸念に対して、専門的な知識に基づいた明確な回答を得ることができます。治療方法の選択、装置の種類、日常生活への影響、緊急時の対応方法など、治療に関するあらゆる側面について理解を深めることが可能です。このプロセスは、患者さんが治療に対する不安を軽減し、治療への積極的な参加と協力を促すために不可欠です。
また、矯正専門医との相談を通じて、患者さんの生活スタイルや個人的な希望を治療計画に反映させることができます。例えば、スポーツや楽器演奏など特定の活動に積極的な患者さんには、取り外し可能な装置が推奨される場合があります。また、見た目を重視する患者さんには、目立ちにくいセラミック製のブラケットや透明なマウスピース型矯正装置が適しているかもしれません。
矯正専門医との相談は、治療計画の策定だけでなく、治療期間中のフォローアップや調整においても重要な役割を果たします。治療の進行状況を定期的に評価し、必要に応じて治療計画を微調整することで、最終的な治療結果の質を高めることができます。また、治療中に生じる可能性のある問題に迅速に対応し、患者さんが快適に治療を受けられるようサポートします。
装置の正しい使用方法と日常生活での注意点
装置の装着時間と管理
矯正装置の装着時間と管理は、治療の成功において極めて重要な要素です。矯正治療において、装置は患者さんの歯並びや咬合を改善するための主要なツールであり、その効果は装着時間と正確な管理に大きく依存します。この記事では、装置の装着時間とその管理について、専門的な視点から解説します。
矯正装置の管理には、日常的な清掃と定期的な専門家によるチェックが含まれます。取り外し可能な装置の場合、食事の前後や就寝前には、装置を取り外して専用のクリーナーまたは歯磨き粉と柔らかい歯ブラシを使用して清掃することが推奨されます。これにより、装置内の細菌の繁殖を防ぎ、口臭や歯肉炎のリスクを減らすことができます。
固定式の矯正装置の場合、ブラケットやワイヤーの周りを丁寧にブラッシングし、フロスを使用して歯と歯の間や装置の下を清掃することが重要です。また、定期的な歯科診療でのプロフェッショナルクリーニングも、装置の適切な管理には欠かせません。
矯正装置の適切な使用には、装着時間の厳守のほかに、装置を損傷から守ることも含まれます。特にスポーツをする場合は、顔面を保護するためのマウスガードの使用を検討する必要があります。また、硬い食べ物や粘着性のある食べ物は装置を損傷する原因となるため、避けることが推奨されます。
食事や歯磨き時の注意事項
矯正治療を受けている間の食事や歯磨きは、治療の成果を最大限に引き出し、口腔内の健康を維持するために非常に重要です。矯正装置を装着している期間は、日常の食事や口腔ケアにおいていくつかの特別な配慮が必要になります。
食事に関しては、特に固定式の矯正装置を使用している場合、硬い食べ物や粘着性のある食べ物は装置を損傷する可能性があるため避けるべきです。ナッツや硬いキャンディ、ガムやキャラメルなどがこれに該当します。これらの食べ物はブラケットを外れやすくしたり、ワイヤーを曲げたりする原因となり得ます。また、りんごやニンジンのような硬い食べ物を食べる際には、小さく切ることで装置への負担を減らすことができます。さらに、過度に熱い飲み物や色の濃い飲み物は、特にマウスピース型の矯正装置に影響を与えたり、装置や歯を着色する原因となるため、摂取を控えめにすることが望ましいです。
歯磨きについては、矯正治療中は通常よりも丁寧なケアが求められます。食後は必ず歯を磨き、1日に少なくとも3回はブラッシングすることが理想的です。これにより、食べ物の残りやプラークの蓄積を防ぐことができます。固定式の矯正装置を使用している場合、ブラケットやワイヤーの周りも丁寧に磨く必要があります。柔らかい毛の歯ブラシを使用し、装置の周りを磨くことで、食べ物の粒子やプラークが溜まりやすい部分を清潔に保つことができます。また、フロスの使用も重要ですが、矯正装置を装着していると通常のフロスの使用が難しくなることがあります。フロススレッダーやウォーターピックなどの特別な清掃ツールを使用することで、歯と歯の間や装置の下の清掃が容易になります。
矯正治療中は定期的な歯科検診を受けることが非常に重要です。専門の歯科医師による検診を通じて、装置の状態のチェックとプロフェッショナルなクリーニングを受けることで、口腔衛生を維持し、治療の成功をサポートすることができます。
矯正治療中の食事や歯磨きは、治療の成功に直結しています。正しい食事習慣と口腔衛生の維持を通じて、健康な歯並びと美しい笑顔を手に入れるための努力は、その価値があります。
取り外し可能な装置のメリットとデメリット
日常生活への影響の少なさ
矯正治療を受ける際、多くの人が心配するのは、その治療が日常生活にどれほど影響を及ぼすかという点です。現代の矯正治療技術は、患者さんの生活への影響を最小限に抑えるよう設計されています。この進歩は、治療方法の選択肢の拡大、装置の快適性の向上、そして治療期間の短縮によって実現されています。
矯正治療が日常生活に与える影響を最小限に抑えるためには、まず治療方法の選択が重要です。例えば、取り外し可能なマウスピース型矯正装置は、食事や歯磨きの際に装置を外すことができるため、食事制限が少なく、口腔衛生を維持しやすいというメリットがあります。また、透明なマウスピースはほとんど目立たないため、社会生活や仕事、学校でのコミュニケーションにおいて、見た目を気にすることなく治療を続けることができます。
一方で、固定式の矯正装置を選択した場合でも、現代の装置は以前に比べてかなり小型化され、快適性が向上しています。カラフルなゴムバンドを選ぶことで、特に子どもたちは治療を楽しむことができます。また、固定式装置は24時間体制で効果を発揮するため、患者さんの自己管理にかかる負担が少なく、忙しい日常生活を送る人にとっても管理がしやすいという利点があります。
治療期間に関しても、事前の計画と定期的なフォローアップにより、治療期間をできるだけ短く抑える努力がなされています。矯正治療の技術進歩により、効率的な歯の移動が可能になり、治療期間が従来に比べて短縮されています。これにより、患者さんはより早く治療の成果を実感することができ、日常生活への影響を最小限に抑えながら治療を完了することが可能になります。
自己管理が必要な点
矯正治療を成功させるためには、患者さん自身の積極的な自己管理が不可欠です。この自己管理には、装置の適切な使用とケア、食生活の調整、定期的な歯科診療への参加など、多岐にわたる要素が含まれます。矯正治療中の自己管理が必要な点について、詳しく解説します。
矯正装置の日々の管理は、治療の基盤となります。取り外し可能なマウスピース型矯正装置を使用している場合、指示された装着時間を守ることが極めて重要です。一般的には、1日20時間以上の装着が推奨され、これには就寝時間も含まれます。装置を装着する時間が不足すると、歯の移動が遅れ、治療期間が延長する可能性があります。また、装置の清掃も重要で、毎日のブラッシングと定期的な専用クリーナーでの洗浄が必要です。これにより、装置の損傷や口臭、歯肉炎のリスクを減らすことができます。
固定式の矯正装置を使用している場合、食事後の丁寧なブラッシングが必要になります。特にブラケットやワイヤーの周りは、食べ物の粒子やプラークが溜まりやすいため、細かい部分まで丁寧に清掃することが求められます。また、硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避けるなど、食生活の調整も自己管理の一環です。これらの食べ物は装置を損傷する原因となり得るため、治療期間中は摂取を控える必要があります。
さらに、定期的な歯科診療への参加も、自己管理の重要な部分です。矯正治療中は、通常よりも頻繁に歯科医師の診察を受けることになります。これらの診察では、装置の調整や治療の進行状況の確認が行われるため、予約を守り、定期的に診療を受けることが治療の成功に直結します。
自己管理は、時には挑戦的であるかもしれませんが、矯正治療の目標である健康的で美しい歯並びを実現するためには欠かせないプロセスです。患者さん自身が治療プロセスに積極的に関与し、日々のケアに注意を払うことで、最終的には満足のいく結果を得ることができます。矯正治療は単に歯科医師の技術に依存するだけでなく、患者さんの日々の努力によっても大きく左右されるため、自己管理の重要性を理解し、日常生活の中で実践することが求められます。
矯正治療後のケア
矯正治療後の定期的な歯科診療の重要性
矯正治療を終えた後の定期的な歯科診療は、得られた美しい笑顔と健康な歯並びを長期にわたって維持するために、非常に重要です。矯正治療後も継続的なケアを怠ると、治療で得た成果が徐々に失われる可能性があります。ここでは、矯正治療後の定期的な歯科診療の重要性について、その理由と必要性を深掘りしていきます。
矯正治療が完了した後、歯は元の位置に戻ろうとする自然な傾向があります。これを「リバウンド」と呼び、治療によって得られた理想的な歯並びや咬合が変わってしまうことを意味します。リバウンドを防ぐためには、矯正治療後にリテーナーと呼ばれる保定装置を使用し、歯が安定するまでの期間、指示された通りに装着することが一般的です。このリテーナーの適切な使用と管理を確実に行うためにも、定期的な歯科診療が不可欠です。
また、矯正治療中には見過ごされがちな歯や歯肉の問題が、治療後に明らかになることもあります。例えば、矯正装置の下に隠れていた虫歯や、歯肉炎などです。定期的な歯科診療によって、これらの問題を早期に発見し、適切な治療を行うことができます。これにより、矯正治療で得た健康な口腔環境を維持することが可能となります。
さらに、矯正治療後の口腔環境は、治療前とは異なるケアが必要になる場合があります。例えば、新しい歯並びに合わせたブラッシング方法や、特定のエリアを清掃するための特別な歯間ブラシの使用などが挙げられます。定期的な歯科診療を通じて、これらの変化に適応した口腔ケアのアドバイスを受けることができます。
歯並びと噛み合わせの長期的な維持
矯正治療を経て理想的な歯並びと噛み合わせを手に入れた後、その成果を長期的に維持することは、多くの患者さんにとって新たな課題となります。矯正治療後の歯並びと噛み合わせの維持は、日々の口腔ケア、定期的な歯科診療、そして生活習慣の見直しを通じて、実現可能です。この維持に関わる要素を、より深く掘り下げてみましょう。
矯正治療が完了した直後、多くの患者さんはリテーナーと呼ばれる保定装置を使用します。このリテーナーの役割は、歯が移動した新しい位置を安定させ、時間が経過しても元の位置に戻ろうとする力に抗することです。歯科医師の指示に従い、リテーナーを適切な期間、適切な方法で使用することが、矯正治療後の歯並びを維持する上で最も重要なステップの一つです。
日々の口腔ケアも、矯正治療後の維持において欠かせません。適切なブラッシングとフロッシングは、歯と歯肉の健康を保ち、歯周病や虫歯のリスクを低減します。これらの口腔疾患は、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性があるため、日々のケアは非常に重要です。また、定期的な歯科診療を通じて、専門家による歯石の除去や口腔内の健康状態のチェックを受けることも、維持には不可欠です。
さらに、生活習慣の見直しも、矯正治療後の歯並びと噛み合わせの維持に寄与します。例えば、硬いものを噛む癖や、歯を食いしばる、爪を噛むといった習慣は、時間とともに歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。これらの習慣を意識して改善することで、矯正治療の成果を長期的に保つことができます。
矯正治療後の歯並びと噛み合わせの長期的な維持は、患者さん自身の積極的な取り組みと、歯科専門家との継続的な協力によって実現されます。リテーナーの適切な使用、日々の口腔ケア、定期的な歯科診療の受診、そして生活習慣の見直しは、この目標達成のための重要な要素です。矯正治療で得た美しい笑顔と健康な歯並びを長く楽しむためには、これらの維持活動を生活の一部として取り入れることが重要です。
まとめ
小児矯正治療における取り外し可能な装置の選択は、子どもたちの将来にわたる健康と幸福に大きな影響を与えます。この選択プロセスは、単に装置を選ぶこと以上の意味を持ち、子どもたちが日々の生活の中で快適に過ごしながら、最終的には美しい笑顔を得るための基盤を築きます。適切な装置の選択から、その正しい使用と丁寧なケアに至るまで、一連のプロセスは専門医との綿密な連携のもとで進められるべきです。
取り外し可能な装置の選択においては、子どもの日常生活への影響を最小限に抑えつつ、治療の効果を最大化することが重要です。この種の装置は、食事や歯磨きの際に取り外すことができるため、口腔衛生を維持しやすく、また子どもたちの生活の質を損なうことなく治療を受けることが可能です。しかし、装置の選択と同じくらい重要なのが、その装置の正しい使用とケアです。指示された装着時間を守り、定期的に装置を清掃することで、治療の効果を高め、望ましい結果を得ることができます。
専門医との連携は、安心して矯正治療を受けるための鍵となります。矯正専門医は、子どもの口腔内の状態を正確に評価し、最適な治療計画を提案します。また、治療中に生じる可能性のある問題に対して迅速に対応し、保護者と子どもに対して治療の進行状況を定期的に報告します。このような専門医との密接な関係は、治療過程における不安を軽減し、治療の成功に不可欠です。
さいわいデンタルクリニック札幌大曲は、患者様一人ひとりの笑顔を大切にし、その笑顔が持続することを目標としています。信頼関係の構築と妥協のない治療を約束しており、患者様の負担を軽減するために最新の設備を導入し、予約時間通りの診察を心がけています。
クリニックでは、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科、審美治療、予防歯科など幅広い診療科目をご提供しており、患者様の様々なニーズに応えることが可能です。特に、痛みの少ない治療、ホワイトニング、小児矯正など、患者様の快適さを重視した治療法をご提供しています。
患者様の健康と笑顔を守るために、スタッフ一同が全力でサポートいたします。
院名 | さいわいデンタルクリニック札幌大曲 |
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住所 | 〒061-1278北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲 |
電話 | 011-375-7653 |
医院概要
医院名・・・ さいわいデンタルクリニック札幌大曲
所在地・・・〒061-1278 北海道北広島市大曲幸町6丁目1 インターヴィレッジ大曲
電話番号・・・ 011-375-7653